11:50-火を付ける。
ドラム缶を3つの大きな石に乗っけて、火を付けます。
12:10-大量の煙が発生
20分ほどしてようやく大量の煙が発生しだしました。ただ、これはドラム缶の底で大量に燃えている木材の煙か、中で燃えている煙か分かりません。
12:25-中が燃えているような煙が発生
そして、15分ほどして中が燃えているような煙が発生しだしました。
12:50-トップに火が付いた。
それから、35分してようやくドラム缶の上部に火が付きました。
さて、ここで少し整理をします。ドラム缶の底に火を付けてからここまで1時間も経過しました。インストラクションには「The smock will be hot enough that you can ignite it to make the fire burn more cleanly」というように書かれていますが、上部に火をつけようと思っても、酸素濃度の低さから火が直に消えてしまいます。つまり、今回の場合は1時間ドラム缶を燃やし続けるための大量の木材等が必要となりました。また、上部の火力もインストラクションやMichealのトライアルのよりもはるかに弱いものなっています。原因は分かりませんが、このようなケースもあるということですね。
13:00-蓋をして土をかぶせる
上部に火が付いた10分後にドラム缶に蓋をします。この蓋はたまたまホストファミリーが持っていました。その後、底の石を退かし、土を被せ2時間ほど待ちます。
15:30-キャッサバをカットする。
2時間半後に作業を再開。まずは、キャッサバを潰していきます。さて、ここではMITのインストラクションに載っているような器具を使用しません。代わりに、包丁でキャッサバを細かく切って、木の枝で潰すことにします。しかし、写真の通り、上手くキャッサバをクラッシュすることができません。
16:00-Charcoalを潰す
まずは、ドラム缶の中の炭を潰す作業。農作物用の大きい袋に炭を移し、足で踏んで炭を潰していきます。炭は予想以上に硬く、また足で炭を潰すたびに袋の網目から炭が霧状に出てきます。
16:30-Boiling waterにキャッサバを投入
炭を潰している間に沸騰させた水に、潰したキャッサバを混ぜていきます。かき混ぜること20分段々とドロっとしてきました。しかし、なかなかインストラクションにある絵のように粘つきません。ちなみに水の分量は目算です。なので、どこまで正確か分かりません。30分経過しても変わりがないのでこれを使用することにします。
17:00-Charcoalとキャッサバの液体を混ぜる
いよいよ最終段階です。炭とキャッサバで作った粘着性の液体を混ぜていきます。
17:10-炭を固める。
さて、ここでもMITのインストラクションに載っているような炭を固める器具は使用しません。代わりに、鉄のカップに炭を詰めて形を作ります。
17:20-完成
炭を鉄のカップから取り出し完成です。9時30分から初めて17時20分に終了したということで約8時間掛ったということになります。
【12月11日】
11月27日に完成した炭の効果を試す時が来ました。写真の通り、11月27日に完成した炭と比較して細かくなっていることが分かります。これは乾燥した後に粘着力が弱いことからバラバラになったと考えられます。また、触ると分かりますが、非常に脆いです。次に、実際に火を付けて様子を見てみます。火が付きやすいように少しKeroseneを垂らし火を付けます。火が付いてから20分後、火が消えてしまいました。Agnetta曰く、普通の炭と比較してこの炭は火力も弱く、火の持ち時間も短く、そして煙も大量に発生するそうです。
【考察】
今回のトライアルは失敗の良い例だと思います。普通の炭と比較して、火力が弱く、火の持ち時間が短いのは炭が小さくとても脆いからです。この原因は、炭を接着するボンドが弱く、炭が固まっていないからです。前者に関して、キャッサバをすり潰す器具を用いなかったため、その液体がボンドとして役割を効果的に果たさなかったと考えられます。後者に関しても、Charcoal press器を用いなかったため上手く炭が固まらず、乾燥したらバラバラになったと考えれます。ということで、今回の低コスト化した部分は何らかの手段を持って解決しなければならない事が分かりました。次回は、上記の2点を解決していきます。
以下が、このトライアルの写真の一覧です。
http://picasaweb.google.com/max622max/CharcoalProject1?authkey=Gv1sRgCPT3yqy4rIbtHA&feat=directlink
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