2011年3月29日火曜日

人道支援物資の輸入と関税

被災地支援のプロジェクト第2弾を通じて、既に1000個のランタンが東京についている。無事通関したと思いきや、45000円の関税を要求された。この支出はプロジェクトの予算には入っておらず、赤字で払うことになる。人道支援の物資は、免税にならないのだろうか。

2011年3月28日月曜日

最初のソーラーランタン600台が被災者の方々に届きました


石巻より写真をいただきました。

皆様、ご支援ありがとうございます。第34弾もよろしくお願します。

2011年3月27日日曜日

日本経済新聞夕刊でコペルニクについて紹介いただきました。「ハイチの“ひかり”を東北に」

日経夕刊で、コペルニク設立の経緯から、概要、そして現在行っている東日本大震災の被災者へプロダクトを届ける活動を、原田勝広記者に紹介いただきました。

「ハイチの“ひかり”を東北に」というタイトルです。

記事は、「ハイチ地震で被災者を照らした太陽光発電ランプ「ソーラーランタン」1600個が今、東北を目指している」、という導入から始まり、汚水を飲み水に変えてしまう浄水器「ライフストロー」との出会いや、 コペルニクの仕組みを紹介して下さっています。そして記事の最後では、コペルニクが日本で初めてプロダクトを届けることになった、東日本大震災被災者緊急 支援プロジェクト立ち上げのきっかけから、瞬く間に支援金が集まったことに触れ、締めくくりとして「地動説で名高いコペルニクスの名を冠したNPOが、援助の現場を変えるか。」と熱いエールをいただきました。

みなさん、もし宜しければ326日(土)付日本経済新聞夕刊をお読みいただければと思います。

被災地支援に太陽光で充電できる補聴器と、ソーラーランタンを送るプロジェクトが立ち上がっております。ご支援よろしくお願いします。

補聴器

http://kopernik.info/proposal/japan-emergency-project-solar-hearing-aids-tsunami-victims

ランタン

http://kopernik.info/proposal/japan-emergency-project-phase-3-give-lights-tsunami-victims-japan

2011年3月25日金曜日

コペルニク・アドバイザー 小木曽麻里さん - 「インドネシアに渡る日本の浄水技術 」

住民自身が選ぶテクノロジー

小木曽麻里さん

コペルニク アドバイザリ・ーボードメンバー

インタビュー・文:玉懸光枝

日本で今日のように「BOPビジネス」が注目されるようになるずっと前から、世界銀行東京事務所でのセミナー開催などを通じ、各方面にその概念を説いてまわっていたのはこの人だ。その温和な人柄と毅然とした行動力を慕う人は多い。企業と途上国という、一見相反する両者をつなぐ仕掛け作りにいち早く乗り出した彼女には、数々の巡り合わせやタイミングすら味方にしてしまう不思議なパワーが溢れている。

めぐり合いによって導かれたキャリア

 話を聞いているこちらまでリラックスする優しい雰囲気をまとった小木曽麻里さん。人を惹き付けて離さないその笑顔の魅力は、数々の「めぐり合わせ」に導かれて生きてきたしなやかさと、自身のミッションを追う凛とした強さにあるのかもしれない――。

 大学で経済学を学び、バブル真っ盛りの90年代初頭に日本長期信用銀行(長銀:現新生銀行)に就職して大企業営業や市場取引、マーケット業務などの銀行業務に奔走していた小木曽さん。無我夢中のうちに7年が過ぎた頃、昔から関心のあった環境問題を学びたいという気持ちが募り、退社してアメリカ・タフツ大学フレッチャー校へ。周囲には「もったいない」と反対する人もいたが、夫は「1年で帰るなら」と送り出してくれた。ところが、それから間もなく長銀の経営が破たん。「入った時の格付けはトリプルAだったのに、先のことは分からない」ことを実感した。

卒業が近付いた頃、学校で開催されるキャリアトリップでワシントンDCの世界銀行を訪問し、たまたま父の友人の紹介で会った世界銀行の職員から、「環境とファイナンスのバックグラウンドがある人を探している」と言われた。当時、環境と金融をという一見つながりにくい2つの分野のバックグラウンドを持つ人材は少なかったため、「まるで自分のために用意されたポストのようで運命を感じ」、再び夫を説得。もう少しアメリカに残って世界銀行で働くことを決意した。結局、アメリカ滞在は4年半に及び、友人からは「まだ離婚してなかったんだっけ」と冗談まじりでからかわれることもあった。

帰国の道中でも出会いがあった。空港で会った知人に、「日本に戻るなら、世銀東京事務所内にある多国間投資保証機関(MIGA)で働かないか」と言われ、MIGAの東京事務所長になった。途上国への投資に対する保証提供業務の傍ら、世銀の研究所とともにCSRBOPに関する勉強会を立ち上げた。当時は今のように「BOP」という言葉がまだ広く認知されていなかったため、官庁や開発関係者、研究機関らに「BOPビジネスとは何か」という概念を説明するところから始めた。

世界銀行での業務は楽しかったが、もともと数年ごとに任地を転々とするインターナショナルスタッフとして採用された小木曽さん。少し前から異動の打診が世銀本部より届くようになり、悩んだ末、夫と1歳半になる息子・櫂君と共にこのまま日本に拠点を置くことを選択した。キャリア上は一休みだが、「これも神様がくれた時間」と、あくまで自然体の小木曽さん。そんな彼女にとって、新たな舞台がコペルニクである。

亡き父に呼ばれたインドネシア

世銀退職と同時に実際のBOPプロジェクトに携わりたいと思っていた矢先に中村代表と知りあい、アドバイザーとしてコペルニクにかかわるようになった小木曽さん。2月には、日本ポリグル(株)、四国化成工業(株)、日板研究所の3社の協力を得て、インドネシアとカンボジアの人々に安全な水を届けるプロジェクトを立ち上げた。途上国の水問題については、これまで数々の浄化方法が提案されてきた。にもかかわらず本格的な実用に至っていないのは、その地域に適したテクノロジーが持ち込まれていないからではないか――。そんな思いから、小木曽さんはコペルニクを通じてまずは日本の3種類の浄水テクノロジーを含む4製品を現地に届け、最も適切な製品を住民自身に選んでもらうことにしたのだ。まずは3カ所で5月を目処に実証実験を行った後、他地域にも横展開を図っていく予定だ。「暮らしに合った“適正技術”をいくつか提供し、住民に選んでもらう、という発想はとても新しい」と、このプロジェクトに寄せる期待は大きい。

また、JICAの「インドネシアへのPPP推進のための技術協力」にも携わっている小木曽さんは、その準備調査もかねて昨年から何度か出張ベースでインドネシアを訪れるようになったが、そのことにも不思議な縁を感じている。実は、医者だった父、金井弘一さんは生前、不衛生な水が一因となり多くの人が肝炎を患っていたインドネシア・ロンボク島をしばしば訪れては、現地の医者と一緒に肝炎の治療法をリサーチしたり、現地の若手の医者を日本に研修に招いたり、国内で償却が終わったがまだ使用できる医療機械を集め現地に寄付するといった医療支援を行っていたのだ。初めから父の足跡を辿ってきたわけでは決してない。しかし、あくまで状況に応じてその時その時で判断を下し、できる仕事を続けてきた結果、コペルニクと出会い、インドネシアで水衛生関連のプロジェクトを仕掛けることになった運命を思うたび、「きっと父に呼ばれたんだろうな」と感じる。聞くところによると、一世代前の祖父も、日本の無医村を回って北海道から沖縄まで移動していた人物だったらしい。「困っている人がいると思うと放っておけない血筋なのかも」と小木曽さんは楽しそうに微笑む。

貨幣で測れない価値観の創出を

1年前の発足以来、コペルニクは世界に着実にファンを広げつつある。実際、今年1月末には、インターネットや技術革新などの中からもっとも魅力的なものが選ばれるTech Crunch主催の「Crunchies Award 2010」で、コペルニクがクリーンテック部門の第2位を獲得した。「こうしてコペルニクのファンが世界に広がっているのはすごいこと」と小木曽さん。「コペルニクのコンセプト自体が人々の共感を呼んでいる」からこそだと考えている。

「もともと経済を勉強していたからこそ、経済性だけで完結しないビジネスのあり方が模索されつつある昨今の動きが興味深い」と小木曽さん。アメリカでも、ハーバード大学などで学ぶエリート学生の中で、大手の金融機関よりteach for americaなどのNPOが就職先として人気を集めているように、貨幣だけで測れない価値観にこそお金を払いたい人が増えつつある。そうした流れを一層確かなものにするためにも、「日本企業によるBOPビジネスのモデルを立ち上げ、コペルニクが組織として軌道に乗るよう支援していきたい」と意気込んでいる。

家族との時間を何より大切にしながら、期せずして祖父や父の夢も間接的に追い続けることになった小木曽さん。愛息子の櫂君と一緒にインドネシアを訪れる日を夢見ながら、今日も志ある人たちとの仕掛けづくりに目を輝かせている。

TEDxワルシャワ



ポーランドの首都、ワルシャワに来ている。TEDxのワルシャワに招待されたからだ。

TEDはアメリカで始まり、エンジニアリング、医療、エンターテインメント、途上国支援など、さまざまな分野で革新的なアイデアを持っている人達が集まり、それを披露するというイベント。TEDxとはTEDからライセンスを取得し、同じ趣旨で独自に企画・運営をするもの。エヴァがポーランド人だからか、コペルニクがポーランド人だからかはよくわからないが、Twitter経由で招待され、スカイプ会議を通じて、ポーランドに来ることになった。

前日のリハーサルで、時差ボケのせいもあったか、あまりうまくプレゼンが出来ず、パブリック・スピーキングの講師にダメだしをされた。そこのアドバイスも受け、出だしを少し変更することにした。

さて、当日、18分フルの時間をもらい、しかも一番バッター。 会場は偶然にも、コペルニク科学博物館という最近できた場所。


エバと私の2人で交互にプレゼンするスタイルにした。ミスをすることなく、何とかプレゼンを終了。最後に流すビデオの音声が出ないというハプニングはあったが、まずまず。


プレゼンの後、非常に多くの方々から、ポジティブなフィードバックをもらった。前日、我々のプレゼンにダメだしをした人も、よかったと言ってくれた。サイトで、ライブ配信されており、それを見た人からもコンタクトをもらった。1週間ほどでYou Tubeにもアップされるらしい。

我々以外は、オーストラリアのオペラハウスをリノベーションした建築家、ポーランドを一年の間に世界で最もイノベーティブな国にするにはどうするかと話した経済学者(オチは、アメリカに戦争を吹っかけて、次の日に降伏し、併合されるというジョーク)、ポーランドを代表するシェフ、コソボの将来を考え、オープンソースの教材を作ったコソボ人の起業家などなど。途中には、パフォーマンスもあり。


東欧という場所柄、ブルガリア、ハンガリー、チェコなどの国からわざわざ参加した人も多数いる。

多くのインスピレーションをもらった。

2011年3月24日木曜日

被災地支援プロジェクト 第3・4弾 発進

先ほど、被災地で、特に聴覚障害者の方々に対する2つのプロジェクトを立ち上げた。

受け入れ先はどちらも、東日本大震災聴覚障害者救援宮城本部。株式会社ウインローダー様には、物流の面で引き続きお世話になっている。そして、今回は、日本元気塾とグローバル・アジェンダ・ゼミナールの有志の方々と共同で寄付を集めることになった。

一つは、太陽光で充電できる補聴器セット。電池の供給もままならない中、途上国向けに開発されたこの技術が使えるとのこと。この会社は、ブラジルに拠点を持ち、代表者のハワード・ワインシュタインはアショカフェローの一人で、個人的にも知っている方。以前インタビューもさせていただいた。



もう一つのプロジェクトは、ソーラーランタンを聴覚障害者の方々に送るというもの。東日本大震災聴覚障害者救援宮城本部の方とやり取りをしている中で、筆談などをする際、必要になるとのこと。



是非とも、ご支援をよろしくお願いします!

2011年3月21日月曜日

被災地支援プロジェクト第2弾すでに全額集まりました

皆様のご支援ありがとうございました。

今から4時間ほど前に必要金額がすべて集まりました。すでにソーラーランタンは発注済みで、ウィンローダーを通じて、被災地に届けられます。

2011年3月19日土曜日

津波被災地支援プロジェクト第2弾 ウェブにアップ ご協力のお願いします

第一弾を通じたプロジェクトで、600個のソーラー・ランタンはすでに日本に到着している。

追加の支援を考慮する中で、多くの県、避難所で未だに電気が通らず、未だに懐中電灯・電池のニーズがあるとわかり(チームが調査してくれた、停電・ニーズの現状をまとめたものはこちら)、第2弾のプロジェクトの開始を決定。今までもいろいろとお世話になっている、物流会社のウィンローダーを通じて1,000個のランタンを届ける予定。



3月20日13:10分時点で、すでにJust Giving Japanを通じて42万6000円(為替レート1ドル=81.6円で、5,220ドル)集まっている。1,000個届けるために必要な、10,502ドルをより早く集めるため、コペルニクサイトを通じても、この第2弾への寄付を集める。

2011年3月17日木曜日

ランタン600個、日本に今朝到着

皆様の温かいご支援で成立した、緊急支援プロジェクト。600個のランタンがDHLを通じて今朝名古屋に到着した。ここからモンベルのベースのある石川県まで運ばれ、そこから被災地に届く。



ご支援ありがとうございました!

津波被災地緊急支援プロジェクト 第2・3弾始まります

一刻一刻と、状況は変化している。今朝、枝野官房長官は、支援物資がより早く適切に被災者に届くよう、対応・ロジを地方役所・自衛隊に一元化することを発表

それに応じて、コペルニクは、いつもお世話になっているウィンローダー経由で、緊急支援プロジェクトの第2・3弾を結構することに決定した。今回は、ウィンローダーの物流拠点までランタンを持っていき、そこから、ウィンローダーが地方政府とコーディネーションをしながら、ニーズに応じて、必要な場所に届ける。

ウィンローダーは循環物流というコンセプトを実践する、先験的な物流会社。エコランドというリサイクル事業を通じても、コペルニクへのご支援をいただいている。

第2弾は、Just Givingを通じてすでに寄付が集まっている。第3弾も、もうすぐコペルニクサイトにプロジェクトをアップするので、ご支援よろしくお願いします。

2011年3月16日水曜日

コペルニクの寄付プロセスのステップを日本語で説明

いつもお世話になっているCue 702の井上さんに、こんなページを作っていただきました。おかげ様で、すぐに寄付が集まり、今週末までにはランタンが届く予定です。


2011年3月14日月曜日

アセスメントと実行のバランス

皆様のご支援で、順調に津波被災地復興プロジェクトへの寄付が順調に集まっている。

さて、私は、国連開発機関(UNDP)のスタッフとして、2004年12月25日に起こったスマトラ沖地震・津波の復興支援、そしてその後のジョグジャカルタ地震復興に関わった経験がある。こういった大規模な災害の直後、国連は緊急のUNDACというチームを派遣し、数日間の間に、人道援助のニーズを調べ、その後フラッシュ・アピールという形で資金を集める。その資金で、食料、水、シェルター提供など人命を救うための援助がすぐに行われるのだ。

ここで大事なのは、アセスメントと実行のバランス。80・20ルールあたりで、大体のニーズを出してしまうのだ。長すぎてもいけないし、雑すぎてもいけない。

アセスメントは、援助機関が非常に「好き」な活動の一つだが、行き過ぎると、いつまでの調査ばかりしていることになる。リベリアにいた国連駐在調整官は、「この国は、もっとも調査が行われた国だ」とアセスメントの行き過ぎを揶揄し、実行へのフォーカスを促したことがある。的外れな活動はいけないが、石橋をたたきすぎても逆効果になる。

緊急津波被災者 支援プロジェクト: ソーラーランタンを被災者にとどける

先ほどのブログの後、現地で必要な人にまで届けてくれる団体がみつかり(モンベルの義援チーム)、早速プロジェクトを作った。まずは600個のソーラーランタンを届ける。送るライトは、Dlightのモデルで、今私も節電用に使っているものと同じ。

http://bit.ly/hSpM0t 

皆様からのご支援、よろしくお願いします。



(節電時に使用中のD-light)

前のエントリーでも書いたが、緊急事態の援助は非常に気を付けて行うべきだ。やみくもに支援を表明しても、急に現地に表れても有難迷惑になる。実際に現地で活動している団体が、受け入れることが出来るような活動をサポートを負担をかけずに行うことが大事。

現在、現地で活動を始めた団体が増加している。それに伴い、この技術が必要とされているというニーズをもとに、ランタンを送ってくれという団体が増えてきた。大きな流れを見据えつつ、われわれが出来ることを地道にやることが大事だろう。

2011年3月13日日曜日

コペルニクに出来ることは

今回の東北関東大震災での犠牲者の方のご冥福をお祈りするとともに、災害に遭われた方々に対し、心からお見舞い申し上げます。

被災地にいる方々を含め、多くの方から、コペルニクは何かできないのかというメッセージをいただいております。コペルニクは、緊急援助団体ではなく、個人的にいくつかの緊急復興支援に関わった経験からも、自分たちが支援活動をするというよりも、緊急支援が出来るロジ能力・キャパシティーを持っている既存の団体を支援するということが、コーディネーションコストを上げず、一番正しいと考えます。地方政府に直接コンタクトをすることも考えましたが、これも政府の方々が対応すべき問い合わせ団体数を増やすのでダメ。

既存の団体の支援としては、普通お金(寄付)が一番受け入れやすいですが、もし受取先がおり、必要であれば、ソーラーランタンや浄水機器などを送ることも念頭に入れております。実際これらのテクノロジーは、アメリカの台風カトリーナ、ハイチの地震などの復興で重宝されております。

  

受け入れ先として、被災地までこれらを届けることが出来るという団体があれば、ぜひともkopernik@thekopernik.org
までコンタクトお願いします。

2011年3月9日水曜日

2011年3月1日火曜日

広島の平和構築人材センター

広島に来ている。去年度に続き、今年も平和構築人材育成センターの講師として広島に来ている。これから1年間国連ボランティアとして紛争後の国に派遣される30人のプログラム・アソシエートを対象にしたコース。

国連の平和構築支援室、シエラレオネ、フォラベイ大学の教授、そしてシエラレオネの平和構築市民団体WANEPの代表と一緒に講義のファシリテーションをしている。

30人のうち、15人は日本人で、15人はアジア人。今日で2日経つが、みなとても議論のレベルが高く、パッションもある。

これからが楽しみだ。