2011年1月30日日曜日

コペルニクフェロー Takuro便り12 Charcoal project Training編 (後半)

前回に続き、Takuroより、炭づくりトレーニングの報告です。動画付き!

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さっそくトレーニングを開始していきます。

11:00 トウモロコシの芯をドラム缶に詰める。

9時半に集合することを予め伝えていたのですが、10時になって誰も着ませんでした。ということで、呼びに行って11時に始めることができました。結局みんな畑仕事に行っていました。時計もケータイもないのでこれがケニアって感じですね。

さて、今回使用するのは、トウモロコシの芯です。写真の通り小屋に大量のトウモロコシの芯があります。これを、ドラム缶の中に入れていきます。

11:20 火を付ける。

前回は大量のFire woodsを使用しましたが、今回はどうでしょうか?まずはドラム缶を設置して火を付けます。15分ほどすると、大量の煙が発生し出しました。

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そして、30分後に突然ドラム缶のトップに炎が付きました。

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前回はトップに火が付くまで1時間ほど掛りましたが、今回は30分で火が付きました。しかも、使用したFire woodsはとても僅かでした。今回上手くいったポイントは、トウモロコシの芯がとても乾燥していたこと。そして、ドラム缶の中の空気の通り道がとても大きかったことだと思います。前回は、サトウキビが完全に乾燥しておらず、また空気の通り道もそこまで大きくありませんでした。

15:00 粉々にした炭とキャッサバーミックスチャーを混ぜる。

2時間半後、炭をドラム缶から取り出し、サックに入れ足や木で潰します。その後、キャッサバミックスチャーを混ぜていきます。

15:15 Press器を使用して炭を固める。

Press器で炭を固めていきます。

私もPress器で固めてみましたが、前回と大きな違いがありました。それは、Press器を固めた後の炭が乾燥していないにも関わらずとても硬いということです。これは前回以上に高い効果が期待できそうです。

さて、今回、なぜ炭が上手く固まったのでしょうか?ポイントとして以下の3点が挙げられます。

1.粉末ではない炭を取り除く。

前回は粉末の炭もそうでない炭もそのまま使用しました。しかし、大きな粒を使用するとその分粒と粒の間に隙間が出来やすくなり強度が弱くなります。また、Press器で固める際に、大きな粒は潰れて、その部分は接着性が弱くなります。ということで、大きな粒が増えるほど炭の強度は落ちることになります。

大きな粒ある側面には、たくさんのひびがある。

細かい粒の側面には、ひびがない。

ということで、今回は以下のように遠心力を利用して大きな粒の炭を取り除きました。

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これは、先の話になりますが、炭を製粉する機械を地元の溶接工と一緒に考えています。もし、これが完成した場合は短時間で質の高い粉末を得ることが可能です。

2.乾燥したキャッサバを製粉機を使用して粉末にする。

ケニアでは、主食がトウモロコシを粉末にして作るウガリであるため、至る所に製粉機があります。前回は石で乾燥したキャッサバを潰していましたが、時間が掛り、しかも全てを粉末にすることができませんでしたが、製粉機を使用することにより短時間で全てを粉末することができるようになりました。

製粉機

粉末にしたキャッサバ

粉末したキャッサバを使用したため、簡単に粘着性強いのキャッサバミックスチャーの完成です。

これが前回のキャッサバミックスチャー。今回のと違って小さな粒々がたくさんあります。

3.ハンマーを使用して炭を固める。

前回はハンマーを使用しませんでした。これは説明書にも載っているし、なぜ使用しなかったのか?と言われると思いますが、意外にここではハンマーを使うことの効果を今一理解できていません。前回もハンマーを探すようにお願いしましたが、鉄の棒で叩くのと効果は同じだよとみんなに説得されました。さて、今回ハンマーを使うと、その差は歴然でした。ハンマーを使うと感覚として炭が固まっているのが感じられます。

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さて、次のステップですが、いよいよ炭のマーケティングに移っていきます。このトレーニングで作成した炭を各レストラン等にサンプルとして持って行き宣伝していきます。

2011年1月28日金曜日

コペルニクフェロー Takuro便り12 Charcoal project Training編 (前半)

着々と進んでいる、Takuroの炭づくりプロジェクト。今回は新しいビジネスを生み出すためのトレーニングについて

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原口@ケニアです。

前回は、改良した炭のテストをした結果、木炭と遜色がないほどの効果を発揮したことが分かりました。ということで、4人の村人を対象にCharcoal のトレーニングをしました。4人である理由は、バイオマスから作った炭がどのくらいの価格で売れるのか?どこで売れるのか?等不明な点が多いからです。パイロットとして4人で始めて、観察した結果から上記の点が明らかになり、上手くプロジェクトが回っていることが分かったら人数を増やしていきたいと思います。

さて、今回参加してくれた村人は以下の4人です。

1

夫の名前: Henry Wayumbu

年齢: 35years

最終学歴: Primary school Class 4 中退

妻の名前: Jackline Wayumbu

年齢: 30

最終学歴: Secondary school Form 2 中退

子供の数: 5(13 years2 years)

Fire woodsの使用頻度: 3 days/week

Keroseneの使用頻度: Everyday

夕食の回数: 5days/1week

一般的な問題: HenryさんもJucklineさんも職がなく、ビジネスもしていません。ということで、2人とも他人の畑仕事を手伝って収入を得ています。しかしながら、毎日仕事ができるわけではありません。Jucklineさんは先月1,000Kshを得ることができましたが、Henryさんはほぼ収入がなかったそうです。

キッチンでの問題点: 木材等の材料を得るのがとても難しいこと。この家に引越して来たのが5ヶ月前ということもあってこの家には写真のように木々が全くありません。そのため、週に3回木材を300Kshで購入しています。木材を使用できない日は、畑のトウモロコシの茎を使用したり、また収穫後のサトウキビを集め使用しています。近場でサトウキビが収穫されていない時は、片道2時間掛けて徒歩でサトウキビを回収しに行くときもあるそうです。しかし、それでも集めるのが難しく、先週は2Fire woodsやサトウキビ等の材料が手に入らなかったため火を起こすことができず夕飯を食べることができなかったそうです。また、仮にサトウキビを得たとしても、サトウキビはすぐに燃焼してしまうため、料理は十分に調理されず、また、大量の煙を出すためススが大量に食べ物の中に混入するそうです。Henryさん曰く、このような食べ物を食べてか9歳の娘の体調がとても悪いそうです。しかしながら、病院に連れて行く資金もなく、また体調不良のため学校にも通っていないそうです。

周りに木々がまったくありません。

Henryさんと病気がちの娘。

キッチン

5人の子供

2.

夫の名前: Osianga Kevin

年齢: 20 years

最終学歴: Secondary school 卒業(去年)

妻の名前: Mourine Achieng

年齢: 20 years

最終学歴: Primary school卒業

子供の数: 1(6 months)

Fire woodsの使用頻度: 4 days/week

Keroseneの使用頻度: Every day

夕食の回数: 5 days/week

一般的な問題点:一番の問題は夫であるOsiangaさんが昨年の10月にSecondary schoolを卒業したばっかりで収入源が全くないことです。そのため、お金等は全て親に頼っています。しかしながら、両親も資金に余裕がなく衣服等を買うことがとても困難だと言ってました。さらに、そのOsiangaさんには既に6ヶ月になる子供がいます。つまり、Secondary schoolに通っている最中に子供ができたということになります。ということで、長期的には、子供の教育費等が掛るため働かなければなりません。しかし、収入源が安定している職を手に入れることはとても難しいそうです。次に、妻のMourineさんですがとても病気がちで先月はなんと4回もマラリアに罹ったそうです。しかしながら、資金不足から薬を一回も買うことができなかったそうです。

キッチンでの問題点: 料理も母親に頼っているため、母親に問題点を聞いていました。問題点の1つはどのようにFire woodsを集めるかでした。Fire woodsは片道30分ほど歩いて集めに行くそうです。また、資金不足から料理を毎日食べることができないことも困難の1つだと言っていました。

左が両親の家、右がキッチン。Osianga Kevinには4人の弟と2人の妹がいます。そのため、この6人はキッチンで寝ることになります。

昼飯の料理中。煙がとてもすごい。

両親の家のすぐ奥にあるBoys house。現在はここがOsiangaさんとMourineさんの家となっています。

OsiangaさんとMourineさん@Boys house.

3

妻の名前: Faustin Neksa

年齢: 38 years

最終学歴: Primary school卒業

子供の数: 6(15 years7months)

Fire woodsの使用頻度: 4 days/week

Keroseneの使用頻度: 5 days/week

夕食の回数: 4 days/week

一般的な問題点:困難な点はいかにお金を稼ぐのかという点です。Faustinさんの場合は夫が2人目の妻と遠く離れた場所に暮らしているため、全て1人で稼がなければなりません。当然、夫からのサポートもありません。そこでFaustinさんは魚のリテールビジネスと他人の畑のヘルパーをして資金を稼いでいます。しかし、月に平均400Kshしか稼げないそうです。そのため、今後子供の教育費特にSecondary schoolのお金をどのように稼ぐかが課題です。

キッチンでの問題点: 上記で述べた通り資金不足のため料理をするのに必要な塩や油等を満足に買えません。また、Fire woodsも毎日集めることができません。そこで、代替としてサトウキビを使用するそうです。しかしながら、サトウキビを得られる場所は収穫場所によって変わるため、その度に回収しに行かなければなりません。遠い時は、片道30分歩いて回収しに行きます。

Main house

Main houseの中。子供たちは、机をどかして、床の上に寝ることになります。

2人目の妻の家。現在、2人目の妻は違う場所に住んでいるためこの家は使われていない。

Faustinさんと子供たち@キッチンの前

キッチンの中。小さな丸い窓がある。

4

妻の名前: Emily Afande

年齢: 39 years

最終学歴: Primary school class6 中退

夫の名前: Mathew Akoli

年齢: 40 years

最終学歴: Secondary school class4中退

子供の数: 5(19 years1year)

Fire woodsの使用頻度: 5 days/week

Keroseneの使用頻度: 4 days/week

夕食の回数: 4 days/week

一般的な問題点: 一番大きな問題は資金不足なことです。Emilyさんは自分のビジネスを持っていないため、他人の畑仕事をして資金を稼いでいます。しかし、月に平均200Kshしか稼げせません。多くても500Kshです。また、夫であるMathewさんは自転車タクシー(ボダボダ)のドライバーをしていますが、競争がとても激しいため資金を得ることが難しいそうです。そのため、妻のEmilyさんへのサポートも月に100Kshだけだそうです。このような状況で、長女はSecondary schoolに行っていますが、Secondary schoolは授業料がとても高いため、今のところ、授業料を払えていないそうです。

キッチンでの問題点: キッチンでの問題は3つあります。1つ目は、資金不足から毎日料理をするのが困難なことです。十分な資金が無い場合は、ウガリ等の固形物の代わりにトウモロコシの粉末少量とお湯を混ぜたポレッジというスープを夕食として飲み、お腹を満たすそうです。

2つ目は、Fire woodsを毎日使用できないことです。そこで、サトウキビを収穫された場所で回収しに行きます。しかし、サトウキビはFire woodsと比べて効率が悪いです。そのため、満足に料理ができないそうです。3つ目は、キッチンの煙です。特にこのキッチンには窓がないため煙が中に2時間以上こもります。また、Emilyさんの家では、十分なスペースがないため、高校生の長女も含めて3人の子供がキッチンの中にあるベットに寝ています。そのため、キッチンの灰が健康に影響することが予想されます。

Main house

キッチン。窓がないため煙の換気が悪い。

キッチンで子供が昼寝をしています。ここで3人の子供が寝ます。

子供を抱えながら夕食の準備をするEmilyさん


続きは次回をお楽しみに、、、

2011年1月27日木曜日

【See-D Contest】プランコンテスト参加者募集中!

See-Dコンテスト実行委員会よりお知らせです!

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こんにちは、See-D Contest実行委員会です。

See-D Contestは「技術」による途上国の生活課題の解決を、
持続的な「しくみ」によって実現することを目指すプランコンテストです。
あなたの中の「世界を変えるタネ」、このコンテストで育ててみませんか?

See-D Contestではただいまプランコンテスト参加者を募集中です
優勝者には賞金が渡され3部のインキュベーションプログラムに進むことが
できます。製品普及案の実行に対して様々なサポートをいたします。

▼See-D Contestとは<http://see-d.jp/
▼1分で分かる!詳細ムービー<http://www.facebook.com/seedcontest
▼コンテスト概要・簡略版<http://see-d.jp/Innovation_Challenge.pdf

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【賞について】
詳細はこちら(http://see-d.jp/seediw.html#prize
●See-D賞
(1)See-D Business Challenge
(途上国でビジネス化することを想定した製品、ビジネスモデル対象)
賞金:30万
(2)See-D DIY Challenge
(途上国の人々が現地の材料を使って、自分たちで作ることを想定した製品対象)
賞金:20万

●学生賞(ソニー株式会社 提供)
See-D Student Challenge
対象:登録メンバー全員が学生で構成されたチームまたは個人
賞金:20万
※この賞は次世代を担う学生を応援することを目的に、ソニー株式会社様のご提供によりお贈りします。
世界を変えてみたい学生のみなさん!まずはSee-Dで挑戦しませんか?

【入賞者が受けられるその他のサポート(3部:incubation challengeにて)】
●国内で国際開発分野(JICA、国連など)に従事されている方とのネットワーク創りのサポート
●国内での試作品作りのための作業場紹介、中小企業サポーターのご紹介
●テストパイロット地である東ティモールの現地関係者(世界銀行、工業大学、職業訓練センターなど)、
とのネットワーク創りのサポート
●東ティモール以外の国(ケニア、インドネシアなど)の現地関係者とのネットワーク創りのサポート
※See-D実行委員が可能な範囲でのご紹介になります。国によってはサポートできない可能性もあります。

【応募対象者】
コンテストの趣旨に賛同する全ての個人・チーム。こんな方はぜひ!
・本コンテストを通じ、途上国で自ら事業を始めたいと考えている方
・製品開発を通じた途上国の課題解決に興味がある方
・デザイナー、エンジニア
・面白いこと、クリエイティブなことに挑戦したい学生、など

【応募方法】
(1)応募書類
See-Dホームページより応募用紙をダウンロード後、必要事項を記入しE-mailに添付して提出してください。
送付先: apply-ic[a]see-d.jp ([a]を@に変換してご連絡下さい。)
詳しくはこちら(http://see-d.jp/seediw.html#boshuuyoukou

(2)1次審査応募締め切り
2011年1月30日(日)24:00

【応募に際して】
・仲間を探している方はこちらへどうぞ、Find team(http://see-d.jp/find-team.html
・See-D Contestコミュニティページ(Facebook)(http://www.facebook.com/seedcontest
ディスカッションボードで疑問を共有したり、議論したりできます。意外なアイディアが見つかることも?!

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その他ご不明な点がありましたらいつでもSee-D実行委員会までご連絡ください。
Email: info[a]see-d.jp([a]を@に変えてください)
皆さまからのご応募心よりお待ちしています!

See-D実行委員会

2011年1月25日火曜日

東ティモールのコペルニク・フェロー、マイケルからの便り

ケニアで活躍するTakuroと同じような活動を東ティモールで行ったコペルニク・フェローのマイケルは、定期的にアップデートを英語版ブログを通じて行っていました。先日彼は、フェローシップを修了し、ガーナのIDEでの仕事を始めるためシンガポールに一時帰国しています。その中で好評だったマイケルのブログの日本語訳が出来ました!

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しばらくご無沙汰していましたが、皆さんお待ちかねのアップデートです。さぞや辛抱強くヤキモキしながら待っていて下さったのではないでしょうか。

私たちは前回ミーティングが開かれ、コペルニクのテクノロジーが一部届けられたオシロを訪ねてきました。

朝早くに到着し、残りのQドラムを届けました。数時間のうちに、顔見知りの人達がぽつぽつと集まって来て、アンケートに答え、お金を払い、まっさらな新品のQドラムを持って帰っていきました。

この写真は、Qドラムが実際に使われている様子です。多くの疑問が沸いてきます。例えば、「この人は典型的なQドラムの使用者だろうか?」「ここはQドラムがよく使われる典型的な地形だろうか?」と思う人もいるでしょう。そして、はっきりしていることもあります。

  • この地域で水汲みをしている子どもたちは、ときどきQドラムを使っています
  • 急な斜面ではQドラムの運搬もはとても大変です。さらに、人々は小さなプラスチックの容器で水をすくってQドラムに水を溜めます
  • さらに、Qドラムの水の注ぎ口は比較的大きいので、カップや手を直接Qドラムの中に入れてしまうこともしばしばあります。その結果、池などから汲んできたばかりの汚い水をそのまま飲んだり、中の水がさらに汚れてしまうこともあります

オエクシ県の人々に実際にQドラムの使ってもらうことで、製品開発者たちに対して、客観的で有用なフィードバックを返せたらと願っています。

アンケート調査とQドラムの配分が進む中、私は3人いるCFEOスタッフのうちの一人と出かけることにしました。というのも、Qドラムのユーザーの数はとても少ないので(その地区には17世帯しかいませんでした)、彼らと似た住環境にあり、しかもQドラムのことは聞いたこともない隣の地域の人々をランダムに訪問し、Qドラムのユーザーたちに尋ねたと同じ質問を聞いてみることにしたのです。

これにより、単なる統計的なデータから多くのことが学べるといいのですが。一軒一軒訪ねて調査を行ったことは、素晴らしいことでした。気まずいときもあれば、楽しく、元気づけられるときもあり、大変素敵な人々に出会いました。さらに、CFEOにとっても良い経験になったと思います。

週が明けるとすぐ、私は6人のFEEOスタッフと一緒に、ソーラーランプ、ストーブ、そしてソルバッテンを車に積んで、スンニ・ウフェに出発しました。

目的地に到着すると、ドシャ降りの雨が降り始め、いろいろなものが洗い流され辺りはすがすがしくなりました。積荷を降ろしコミュニティーの人々が集まってくるのを待って、私たちはソルバッテンと燃料効率のよいストーブのデモンストレーションを始めました。どちらも、スンニ・ウフェの人々は誰も見たことがないものです。

ストーブの燃料効率がいかに良いかアピールするために、ご近所からお米を借りてきてその場所で調理しました。私たちは、期待通り驚くほど少量の木と短い手間でご飯を炊くことができま、お米を貸してくれた親切な近所の方に、夕食としてご飯をお返ししました。

私たちがデモンストレーションをして見せたテクノロジーは、大変な反響を呼びました。実は今回、私たちは農作物が次に育つ時期に販売しようと計画している「コーン・シェラー」も村人たちに少しだけお披露目したのですが、それも人々の関心を引いていました。。私たちは、この「コーン・シェラー」をもっと薄くて堅くないシート状の金属で作り、重ねたり折りたたみができるよう、改良を加えているところです。

ミーティングが終わるやいなや、アンケート調査と販売を開始しました。少々ドタバタしながらではありましたが、FEEOスタッフらは、現地の人々の暮らしや、彼らが欲しがっているテクノロジ―について、大変よく調べてくれました。さらに、彼らを販売システムの中に位置付け、現金と掛売りによる販売の仕組みも実に上手く立ち上げてくれました。


最近のお買いもの

人々は実際にその場でストーブを買ってくれたことに、少し驚きました。様々な魅力があったのでしょうが、村人たちにとって、ストーブを見たのはその日が初めてであったこと、そして、人々が調理方法を変えたがらない傾向にあることにも関わらずです。実際、これまでにもインド製のストーブをはじめ、よい製品が幾つか持ち込まれましたが、燃料のまきをわざわざ細かく割る必要があったため、現地では受け入れられませんでした。

おそらく、これには集団心理も働いたのでしょう。村の人々は、誰かが新しく物を買うとき、お互いにその様子を見ているし、見られていることも分かっています。仲間同士のこうした相互プレッシャーによって、新しい製品を受け入れる際の抵抗感が小さくもなります。この集団の力によって、ミーティング後、人々は新しく使えるようになった新製品に対して良い印象を持つことになるでしょう。

FEEOはその日、たくさんのお金を集めました。これは以下の観点から良い兆候です。

  • 品質と販売方法がしっかりしている限り、オエクシ県においてランプとストーブを販売し収益をあげることは可能です。
  • また人々は、それぞれの家庭で現在使っている照明や調理器具に代わるテクノロジーがあれば、お金を支払うことも厭いません。
ただ、今回の販売で、多くの在庫がはけたわけではありません。ミーティングを開き、その地区を訪問するために必要な時間と手間を考えると、製品を届け調査を行うという作業は、単発のイベントではなく、より大きな比重を占める継続的な事業プロセスとして組み込まれるべきなのでしょう。