2010年2月6日土曜日

ウガンダで始まったGoogle Trader


先日グーグルを訪ねた時に教えてもらったのがウガンダで始まったグーグル・トレーダー。これは、モノやサービスを売買するためのマーケットプレースで、キモは最もシンプルな携帯電話でサービスを使えるというところ。

御存じの様に、開発途上国でのインターネットの普及率はまだ低いが、携帯電話の普及率は非常に高い。アフリカの多くの国で、最貧層に位置する人たちでも、ノキアの携帯電話は持っている。ここに注目し、グーグルは、このグーグル・トレーダーを開始したということ。農産物から、求人情報、電気製品や排水管修理などのサービスが掲載されている。携帯のテキストで、「Buy Agriculture」というメッセージを「6007」という番号に送れば、売られている農作物が携帯電話の画面でブラウズできるようになっている。

情報の不完全なところから、市場の失敗が起こることに注目し、例えば芋や米などの適正価格を携帯電話で調べれるシステムなどはぽつぽつと出てきてはいたが、商取引の促進というもう一歩先をいったもの。これにさらに楽天の途上国版のイメージで、携帯での決済やデリバリーサービスが加わるということは出来ないか。

5 件のコメント:

  1. Kopernikすごいですね。
    感心しました。尊敬します。

    自分も携帯電話を使った、識字教育を去年から始めました。
    身近なtechnologyがこれから教育をどんどん変えていくと思います。

    勉強のためこれからもこのサイトをチェックさせていただきます。
    よろしくお願いします。

    返信削除
  2. 宮沢さん、

    コメント有難うございます。携帯を使った識字教育がんばってください。どういった内容かも教えていただければ幸いです。

    返信削除
  3. Toshiさん、

    ありがとうございます。

    識字の基礎を覚えたての生徒に携帯電話(安価なものです)を渡します。

    そして、朝、昼、晩と毎日なんどもメッセージ(SMS)を母国語で送ります。内容はイスラム教にかんするものだったり、保健にかんするものだったりします。

    受け取った生徒はどこにいても声を出してなんどかよみ、その場でノートになんども書き写します。

    また、友達同士でSMSのやり取りを毎日何度も楽しみます。

    週に1回は村の識字センターにいって先生に会い、分からないところを聞いたり、テストを受けます。

    こうして毎日携帯メールを楽しみ、数ヶ月後、気づいてみると、識字の能力が大きく向上しているのです。

    いまは、普通のSMSのなので送れる長さが短いですが、Wimaxや3Gがもっと広がっている5年後はスマートフォン等を使って、GmailやYahooメール、Twitter,Blogを使って、生徒達がコミュニケーションを楽しんでいればいいと思っています。

    いまは若い世代の女性を対象にしています。彼女達が子供を生んでお母さんになるときに、子供に識字を教えてあげられればいいと思います。

    http://miyaichi.seesaa.net/article/133146630.html

    ここにこの携帯識字プログラムのプレゼン資料が添付してあります。
    ご参考まで。

    長く書いてしまい、すみませんでした。

    返信削除
  4. 宮沢さん、

    すばらしい取り組みですね。このプロジェクトについて、ゲスト投稿を書いていただくことは可能ですか??

    返信削除
  5. Toshi さん、

    すごい遅いレスポンス、お許しください。
    タイミングを思い切り外していないようであれば、是非投稿させてください。

    宮沢

    返信削除