2010年2月7日日曜日

途上国向け保健・医療イノベーション

今朝、日課のジムでいつものようにTEDを見ていた。今回フィーチャーされているのはハーバード大のGeorge Whitesides教授の始めた廉価で「切手サイズの紙で診断」する技術。Diagnostics For Allという非営利団体でこのプロダクトを開発・生産している。


価格と流通という、途上国での医療(これ実は医療だけでなく、途上国への技術導入一般に言えること)の2つの大きな問題を、紙というどこでもあり、安価な原料を使うことによって解決することを目指している。プリンターを使って特殊な紙に化学物質を「印刷」することによって、血液を診断出来る装置の出来あがり。血液を着けた時の紙の色の変化を携帯電話でラボに送信し、症状を診断するというシステム。

発展途上国での医師不足と診断の難しさに着目し、ケニアなどの国で簡単な問診票に携帯電話で答え、それをアメリカの大学病院に送信するClickdiagnosticsという取り組みは以前にも紹介したことがある。途上国向け医療分野でも多くのイノベーションが起こっている。

2 件のコメント:

  1. 中村さん
    このDiagnostics for allは100Kのwinnerになったときに知った技術ですが、とても衝撃的でした。

    ちなみにWhitesidesは今ハーバードの教授では?

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  2. 遠藤さん、失礼しました。ハーバードの方でしたね。D-Labを含めたMITから排出される多くのイノベーションが脳裏に焼きつき、MITと書いてしまったのかもしれません、、、。

    今後ともよろしくお願いします。

    では後ほどボストンで、、。

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