2011年4月18日月曜日

バイオ・ディーゼルの原料で調理用ストーブを使ってみる

コペルニクを通じて、現在までにインドネシア、東ティモールで普及させている、バイオマス・ストーブ。薪の代わりに、ココナッツの殻はトウモロコシの芯などのゴミとして捨てられているバイオマスを原料に料理が出来るというもの。


実はこのストーブ、更なるデザイン改良がおこなわれている。その一つは、これ。今までだと、やかんとコンロの狭い隙間から燃料を追加していた。しかし、このモデルでは胴体の部分に穴が開いており、調理をしながら簡単に燃料を追加できる。おお!


もう一つの改良版は、別のバイオマスをエネルギーの原料とするモデル。インドネシアでJarakといわれる植物で、オランダ占領下時代にインドネシア各地で栽培され、バイオディーゼルの原料として使われていたもの。日本語では「ナンヨウアブラギリ」といういかにも油が出てきそうな名前。英語名はJatropha (ジャトロファ)。今でのバイオ燃料の原料として注目されているそうだ。

ナンヨウアブラギリの木

コンロの中のデザインが変わっているのと、安定度を上げるために形を四角くしているところが改良されている。物は試しということで、早速このナンヨウアブラギリを近くで調達してきた。


早速、使ってみようと思ったが、生の実が燃えるはずはないと気づき、発明者に携帯テキストを送って尋ねてみた。「Jaratを乾かして使わないと。1週間太陽の光で乾かしたらいい」と言われた。そらそうか。

しかし、そこまで待てないので、オーブンで無理に乾かしてみた。


水分が飛んでこんなに小さくなった。火をつけてみると、炭のように、炎を出さない燃え方をするようだ。しかし乾かし方が足りなかったようでうまく燃えず、、。

第一回目の実験は失敗。次は乾かし方を研究してみよう。

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