2011年4月2日土曜日

震災に関して、タイからの便り その2 インタニ・タナピシチクルさん

先ほどのタイからの便りその1で登場した、インタ二さんからも、お便りをいただきました。

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多くの方々が最近、こうお考えなのではないかと思います。何が原因で、このような短期間に多くの自然災害が起きているのだろうか、と。日本の東北地方を地震と津波が襲ってから2週間後、タイ南部に記録的な豪雨と鉄砲水が襲いました。それから約1週間たっても雨は止まず、新たな鉄砲水の被害がいつくるかわからない状況です。家は浸水し、道路は遮断され、多くの人々が命を落としたり、行方不明になっています。この災害に驚くのは、季節外れの事象であることで、タイでは通常、3月と4月は夏にあたり、暑く乾燥している季節で、雨が降ること自体、稀だからです。そのため、多くの人々がこの災害に無防備で、少なくとも100万人のタイ人が被害を受けており、タイ政府はこの洪水による被害は100億(≒280億円)バーツ以上になると見積もっています。

今回のタイ南部での災害は、日本で起こった災害に比べれば取るに足らないものだとお考えになる方もいるかもしれません。しかしながら、災害の被害は定量化することはできず、助けを必要としている全ての人は、必要な助けを得るべきだと思います。そのため、私は彼らに手を差し伸べる方法と国際社会からの助けを得るためにはどうすればいいかと考えているところです。今回の日本を襲った大地震の被災者の方々にソーラーランタンを届ける募金活動から、私が学んだことがあるとすれば、それは、みんなが助けを必要としている方々に手を差し伸べる用意があるということです。このような圧倒される状況で、私はしばしば自分を無力であると感じますが、規模の大小や、どこにいるか、そして誰であるかは重要ではなく、必ず助ける方法はあると実感しています。全ては助けたいと思う気持ちとそれができると信じること、それに向かって最善を尽くすことにかかっているのです。

インタニ・タナピシチクル

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