ティモール島の西半分はインドネシア領だが、まず西側の中心地、クパンまで飛行機で行く。クパンから、車でゆられて約5時間後にケファという都市に到着。そこで一泊。次の日にまた1時間車でゆられて、東ティモールのオクシとの国境に到着。
↓はインドネシア側の国境を越えたところ。
Co-founderのエヴァは、このオクシで2年働いたことがあるが、私は実は今回が初めて。国境を越えると、コペルニクパートナーNGOであるFEEOの代表、メリタが車で迎えに来てくれている。そこからまた車で約40分ほどでオクシの中心地に到着。
オクシは、人口約7万人の都市。西ティモールの中の飛び地ということもあり、東ティモールの中で最貧の地域。非常に静かなで、時間がゆっくりと過ぎている感覚。
山と海に囲まれ、ティモールの首都ディリに少し似ている。オクシの中心地、ケファのホテルに滞在。このホテルは華僑の4世が経営している。ポルトガル統治時代にマカオからやってきたという。
まずは、ホテルでメリタと作戦会議。どの村を訪ねるか、村人はソーラーランプの値段にいくら払いそうか、県知事とのミーティングなどについて話し合う。
次の日、県知事とのミーティングを終え、スネ・ウフェ村に向かう。この村は、オクシの中でも最貧の地域。
このあたりの家は、全てこんな感じ。
子供たちが井戸で水を組んでいる。
通りすがりに約10リットルの水を頭の上で運んでいる女性に遭遇。
こんな小さい子供も5リットルの水を運んでいる。かなり重そうで、一歩一歩よたよたしながら運んでいた。
この女の子も10リットルの水を運んでいる。
この村では、色々な場所で井戸が掘られており、運搬にかかる時間は30分ほどですんでいる様子。だがQドラムを紹介すると、ぱっと顔が変わり、これは非常に便利だと皆が口ぐちに言っていた。ただ値段を聞くと、高すぎるとびっくり。
さて、水の運搬の次は水のクオリティー、安全性について話し合った。今は、どうやって井戸水をきれいにしているのかを聞くと、このようなフィルターを使ってろ過するか、薪を使って沸騰させると言っていた。このフィルターは25セント。とっての部分がさびてくる1年くらいで新しいものに交換するという。
実際にどうやっているのかを見せてくれた。
ただ、このフィルターは皆が使っているわけではないようで、そのまま飲んでいる家庭も多い。ろ過した後のフィルターを見たが、白い物質が濾されていた。この地方の方言「バイケノ」で説明されたので、何の物質か分からなかったがちょっと調べてみよう。
さて、村から帰る時に、Qドラムのような器具を発見。車から降りて、少年達に、これを何に使うのか聞いてみた。何だと思いますか?
答えは、豚、牛の飼料をつぶすためのもの。木の幹と、パームツリーを使って作られている。パーム・ツリーの一部をこの道具の重さですりつぶして、餌にするという。
次回はエネルギー編。
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