2010年8月26日木曜日

東ティモール・オクシ県訪問報告 その3(食べ物編)

オクシ報告その3です。

今回のテーマは食。世界各地、人は食べ物を食べなければ生きていけません。

東ティモールはポルトガルの植民地化に置かれていたという影響で、パンがあります。ポルトガル語から、「パウン」(pão)と呼ばれるもので、オクシでも泊まっているホテルで朝食時に出してもらいました。



中がふっくらしており、なかなかいいパン。

しかし、普通の人々の主食はお米とトウモロコシ。

貧しい村の台所は、このようなところ。


なぜか入口は非常に狭い。こんな風にして入っていく。


入口以外は、窓などもないので、中は真っ暗。真ん中に石を3つ使った調理場がある。写真で分かるように薪を燃やして料理をしている。



薪を燃やすと当然煤が出て、室内は煤だらけでこんな感じになっている。ネズミに食べられないように天井からぶら下がっているのは、トウモロコシ。これでも相当食べられてロスが出るという。確か30%。


薪は、中心地では一束50セント。離れたところでは25セント。一日の食事に2束使うので、一か月の薪に使うお金は15-30ドル程となる。こんな感じで(↓)道端で売っている。




街中のレストランでも、キッチンを見せてもらったが、同様に、薪を使って3つの石で調理する。元々の薪の出所は、山の木。皆が伐採して、道端で売っている。


こういった薪の使い方は、発展途上国ではよく見られる。森林伐採と煙、そして経済的負担という3悪があり、こういった習慣を無くすために様々な発明がされている。例えば以前紹介した、バイオマス・クッキングストーブ(↓)。これだと、食べかすのトウモロコシの芯などを使って、効率的に火を起こすことが出来る。



















さて、オクシ滞在中、こんな御馳走も食べた。海に面しているため、魚が取れる。



そして、驚いたのがお米。オクシは東ティモールでもお米が美味しいことで有名だが、食べてみると本当においしい。長い米だが、日本米のように、粘り気のあるもの。思わず20キロ購入してしまった。


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