オクシ報告その3です。
今回のテーマは食。世界各地、人は食べ物を食べなければ生きていけません。
東ティモールはポルトガルの植民地化に置かれていたという影響で、パンがあります。ポルトガル語から、「パウン」(pão)と呼ばれるもので、オクシでも泊まっているホテルで朝食時に出してもらいました。
中がふっくらしており、なかなかいいパン。
しかし、普通の人々の主食はお米とトウモロコシ。
貧しい村の台所は、このようなところ。
なぜか入口は非常に狭い。こんな風にして入っていく。
入口以外は、窓などもないので、中は真っ暗。真ん中に石を3つ使った調理場がある。写真で分かるように薪を燃やして料理をしている。
薪を燃やすと当然煤が出て、室内は煤だらけでこんな感じになっている。ネズミに食べられないように天井からぶら下がっているのは、トウモロコシ。これでも相当食べられてロスが出るという。確か30%。
薪は、中心地では一束50セント。離れたところでは25セント。一日の食事に2束使うので、一か月の薪に使うお金は15-30ドル程となる。こんな感じで(↓)道端で売っている。
街中のレストランでも、キッチンを見せてもらったが、同様に、薪を使って3つの石で調理する。元々の薪の出所は、山の木。皆が伐採して、道端で売っている。
こういった薪の使い方は、発展途上国ではよく見られる。森林伐採と煙、そして経済的負担という3悪があり、こういった習慣を無くすために様々な発明がされている。例えば以前紹介した、バイオマス・クッキングストーブ(↓)。これだと、食べかすのトウモロコシの芯などを使って、効率的に火を起こすことが出来る。
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