これは、実は、インドネシア政府が、貧困層向けに、石油の価格を抑えるために取っている政策の1つ。一時は公共支出の20%を占めるのどでだったが、保健や教育などの分野への支出が抑えられ、国の発展を阻害しているとの批判から、現大統領は、2005年より、この補助金を大幅にカットすることを決めた。今でも非常に安いが、以前に比べると価格が上がってきてはいるのだ。
この補助金削減と同時に行われたのが、貧困層に対する現金支給。貧困層とされる、国民の28%の人々を対象に、1家庭当たり1か月10ドルの現金支給をした。というのも、石油価格が上がることによって、灯油で明かりをともしている貧困層の人々の生活が圧迫されるからだ。この現金支給には、学校へ子供をちゃんと行かせるとか、妊娠している女性は定期的に病院に診断に行くなど、いくつかの条件が付けられ、それなりの効果を上げたようだ。
ところで太陽発電ランプと上手く組み合わせることが出来たのでは?当時はまだそれほど出回っていなかったが、今なら可能なスキームかも知れない。
と、こんなことを、給油をしながら考えていた。
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