1. ビジネス(20人が回答)
一番多くの女性が主なお金の使い道としてビジネスを選択しました。
ビジネスは大きく分けて、既存のビジネスを拡大するケースと新ビジネスを始めるケースの2つに大別できます。
1.1 既存のビジネスを拡大するケース(5人が回答)
既存のビジネスを拡大するケースは、浮いたお金を現在行っているビジネスに投資することを指します。この投資によって利益を増やすことが可能です。インタビューで実際に既存のビジネスを拡大していると言っていた人の例を3つ以下に示しました。
1. 衣服を作る仕事をしているが、資金不足のため絹を大量に買うことができず、絹のストックがなくなるたびに遠方まで絹を買いに行っていた。しかし、K-lightを使用することにより、浮いたお金で絹を大量に買うことができ、効率的に衣服を作れるようになり、また交通費を浮かせる事ができた。
2. 高齢のため畑仕事ができなくなったが、K-lightによって浮いたお金で20Ksh人を雇うことができるようなった。それによって、農作物を売ることができ、1日100Kshの収入が入るようになった。
3. 最後により具体的な例
・名前: Jane Wasike
・年齢: 32 years
・家族構成: 5 children(14years-4years)
・灯油の支出の減少値: 40Ksh/1day
・K-lightを受け取る前の状況:
Janeさんの子供5人は学校に行っています。特に、2人の子供はSecondly schoolに行っているため余計に教育費が発生しています。しかしながら、Janeさんも夫も雇用されていないため安定して収入を得ることができません。このような状況でJaneさんは小さな畑でキャッサバ、サツマイモ、トウモロコシ、豆を栽培し、収入を得ています。肥料や新しい種は資金不足のため購入できず、昨シーズンの農作物の生産高は以下の写真の90Kg袋1.5袋分でした。
90Kgの袋
・K-lightを受け取った後の状況:
Janeさんは、K-lightの使用で浮いたお金を肥料や新しい種など、生産高をより高くするための投資を致しました。その結果、特に肥料のおかげで生産高が2.5~3袋に増加し、利益も50%増加しました。まだまだ、生活は厳しいですが、K-lightによって生産高が増加しました。
1.2 新ビジネスを始めるケース
K-lightによって浮いたお金を資本金に新しくビジネスを始めるケースを指します。特に、畑等を相続できない家庭では資本金がない限りビジネスを始めるのは難しい状況です。
以下にインタビューで実際に浮いたお金を元にビジネスをしたい、している例3つを示しました。
1. K-lightによって浮いたお金を使い600Kshで子豚を買いました。将来は子豚を成長させ4,000Kshで売り、その利益を資本金に様々な商品を売るキオスクを始めたいそうです。
2. K-lightによって、余った灯油を売るビジネスを始めている。
3. 最後により具体的な例
・名前: Pasklia Awino
・年齢: 47 years
・家族構成: 6 children
・灯油の支出の減少値: 5Ksh/1day
・K-lightを受け取る前の状況:
Paskliaさんとその夫は雇用されておらず、不定期な短期雇用によって収入を得ています。この収入の大部分は子供の教育費と食料を購入するために使われます。そのため、ビジネスを始める資本金を集めることが難しい状況でした。
・K-lightを受け取った後の状況:
Paskliaさんの場合、浮いたお金はビジネスの資本金に使いました。230Kshでグランナッツの種を2kg購入しました。平均的に2Kgのグランナッツは15Kgになり、1,725Kshの収入が見込まれるそうです。
グランナッツ
2. その他(4人が回答)
その他のお金の使い道として、家具の購入や家の建設の費用に充てるために貯金したり、学校の先生になるために専門学校の費用に充てたりという例がありました。
以上、長くなりましたが、以上がK-lightの間接的影響となります。
0 件のコメント:
コメントを投稿