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第1回目の報告で、いくつかの家庭では毎日灯油を買うことができず、ライトがない中で夕食の準備や夕食を食べると言いました。しかしながら、前回の新たなリサーチで、灯油を毎日買うことができないのは、この地域ではとても普通である事がわかりました。前回の追加のK-lightのリサーチで8人の女性の方と話しましたが、8人中7人の家庭では毎日灯油を使うことができません。
灯油を毎日買うことができないということは、多くの人々が夜に明かりがない中で生活しているということを意味しています。以下、K-lightを受け取る以前に、どのように生活をやり繰りしているかを3つの事例をもとに説明します。
例1: 1ヶ月に3日しか灯油を使えない家庭
名前:Catherin Okoth
年齢:34 years
家族構成:6 children(15 years-5years). All go to school
灯油を使用している時間: 6 hours
1日に使用する灯油の支出:30Ksh
K-lightを得る前の状況:
Catherinさんの子供は6人全員が学校に行っています。そのため、教育費が家計を圧迫しています。しかしながら、Cahterinさんと夫は雇用されておらず、不定期な短期雇用によって収入を得ています。このような状況の中、毎日灯油を購入する余裕がなく、なんと1ヶ月に3回しか灯油ランプを使用できなかったみたいです。
例2: Keroseneにディーゼルを混ぜている例
名前:Lucy Adniambo
年齢:50 years
家族構成:・6 children(28 ~22years) 2 go to University
・2 adopted children(15 years and 8 years)
・未亡人
灯油を使用している時間: 4 hours
1日に使用する灯油の支出:15Ksh
K-lightを得る前の状況:
Lucyさんには、大学に通っている2人の子供とSecondly schoolとPrimary schoolに通っている養子がいます。この養子はLucyさんの兄弟が子供を残し亡くなったため、Lucyさんが養子として引き取ったそうです。しかしながら、Lucyさんも夫をなくし、小さな畑で作物を育て僅かな収入を得ているそうです。このような状況なので灯油は1週間に3日にしか使用することができず、灯油を買えない日は早く寝るそうです。
さて、K-lightを受け取る前の灯油の1日当たりの灯油の使用時間と支出を他の家庭を見比べてみると、灯油の使用時間が同じにも関わらず、灯油の支出が低いことが分ります。例1と比較しても、支出が半分なのに使用時間は半分ではない。これは、Lucyさんが灯油にディーゼルを混ぜて使用しているからだそうです。ここでは、ディーゼルがただ同然で入るらしいです。
ちなみに、大学に通っている子供の資金をどのように工面しているかというと、コミュニティでFund raisingして、そのお金で通っているそうです。このコミュニティでのFund raisingがここでは普通のことみたいです。
例3: Keroseneの代わりにPlastic を使っている例
名前:Mildred Anyango
年齢:25 years
家族構成:4 children(10 years~2 years) 3 children go to school.
灯油を使用している時間: 4 hours
1日に使用する灯油の支出:10Ksh
K-lightを得る前の状況:
Mildredさんの家庭では、1週間を通して30Kshしか灯油を購入できないそうです。
これは、他の家庭を見比べると1週間に1回しか灯油を使用できない計算です。しかしながら、Mildredさんはそれでもほぼ毎日明りを使用しているそうです。この理由はなんと、プラスチックを燃やして明りにしているからだそうです。使用頻度に関して、1週間のうち70%がプラスチックで30%が灯油ランプとのことです。当然、プラスチックを燃やすと悪臭がし健康にも悪いはずですが、Mildredさん曰く、”Health comes from 2nd”(健康は最優先ではない)だそうです。
↑使用しているプラスチックの1例
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