2010年6月5日土曜日

インドネシアの発明家


昨日、レメルソン財団のインドネシア事務所の人とランチをした。彼は、2人の友人で「発明家」のアグンとマデを招待。興味深々でランチの場所まで向かった。

マデはHIV/AIDSの予防を大学で教えながら、農業の生産性向上に従事している人。インドネシアに適した農耕技術や、簡単に作れるツールなどの話をしてくれた。

もう一人のアグンは、マッド・サイエンティスト的な飛んでいる人。本業は建築家だが、代替エネルギーの効率的利用に奔走している。例えば、これ(↑)。

これは、ガソリンと、太陽光充電バッテリー、そして電気で走るバイク。実際に目の前で電気をつかって走ってくれた。電気を使った場合前輪駆動になっている。全く音がしない。

中古のパーツを組み合わせて、普通のガソリンバイクを500ドルで改造しているが、今後は改造パーツをセットで売り出そうと考えているという。

完全に石油に変わるエネルギーが普及するまでは、こういった解決しかないと語るアグンの印象に残っているのが、このコメント。「皆、直近のエネルギーの問題に対して、大きな解決法を考えているうちに石油が燃やされどんどんと時間が経っている。今すぐに簡単に出来ることを始めるべきだ。」

最貧の人々に向けたソリューションではないが、スクーターがいきわたっている中所得国の人々には向いているのかも知れない。

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