いつもお世話になっている、伊藤健さんからのお知らせです。プニさんは、私も個人的に知っているすばらしい社会起業家です。皆さん是非ふるってご参加ください!
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アショカ・ジャパンが企画をしております、アショカ・フェローを招聘しての講演会についてのお知らせです。
エネルギー問題と地域活性化という、東日本大震災後の日本がまさに直面する課題に対して、コミュニティ・ベースの取り組みで解決を図る、インドネシアのアショカ・フェロー、トゥリ・ムンプニさんが来日します。東京のセッションには「チェンジメーカー」著者の渡邊奈々さんもコメンテーターとしてご参加くださいます。
是非お誘い合わせの上ご参加ください。お申込みは以下のウェブサイトより受付ております。
(申し込みウェブサイトはこちら)
http://eijipress.co.jp/ashokajapan/ss01/
当日みなさまにお目にかかれますことを、楽しみにしております。
どうかよろしくお願いいたします。
伊藤健
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アショカ・フェローによるスピーカー・シリーズ(第1回)
インドネシアの社会起業家 Tri Mumpuni (トゥリ・ムンプニ)氏が来日
「コミュニティベースの小規模水力発電事業によるエネルギー課題解決と地域活性化」
(11/9関西 11/12東京)
インドネシアでは人口の半分近い一億一千万人に電力が届いていません。三万二千を超える村は、奥深い僻地であったり、人口が少ないという理由で政府の電化のための投資から除外されています。彼らは日が暮れれば蝋燭を灯し、健康に害を及
ぼすケロシンで料理をする。当然、生産性は低く、電力にアクセスのある人たちとは隔離される生活を余儀なくされています。この問題に対して、これまでに行政と民間が、様々な解決を試みてきましたが、根本的な解決モデルはありませんでした。
そんな状況に輝く光を投げかけたのが、プニ(トゥリ・ムンプニの愛称)だ。プニの目標はあくまで「住民の生活改善」であり、電力の導入は、そのツールだと考えています。導入先の村を決めると、プニはまずその村に2、3ヶ月住み込み、村人たち自身が、村をイノベートする『当事者』となるトレーニングを開始します。このトレーニングは「政府から面倒をみてもらう受け身の存在から、自分自身でコントロール権を持つというメンタリティーに変える訓練で、住民の誇りと責任感を回復しようというものです。
そのあとに発電機を持込み設置します。貧困の解決は、同情心によるサポートではなく「誇りと責任感」を当事者である住民に持たせることが必要だと彼女はいいます。
「政府に影響を受けない、独立したモデル」が答えであると確信したプニは、大臣や官僚に対する説得を辛抱強く続け、ついに2006年4月、大統領が、プニのモデルを正式に認可した。同年、プニはアショカ-フェローとして選出されました。
「たまたま恵まれた環境に生まれた私に、神が貧しい人たちを助けるチャンスを下さったのだと感じます」と楽しそうに語る、さわやかで、チャーミングなプニの話をぜひ聞きにいらして下さい!
渡邊奈々
Ashoka-Japan Leadership Team
Vision Creation 責任者
【開催概要】
今般、一般社団法人アショカ・ジャパンでは、アショカ・フェロー・スピーカー・シリーズの第1回として、「コミュニティベースの小規模水力発電事業によるエネルギー課題解決と地域活性化」をテーマに、インドネシアIBEKA(People
Centered Economic & Business Institute)のTri Mumpuni氏を招聘、東京(11月12日、東京大学本郷キャンパス)・大阪(11月9日、関西学院大学)での講演会を行うほか、日本のエネルギー課題や政策に関係する企業、NPO、行政関係者等との交流を行います。
インドネシアでは、人口の半数近い1億人以上が電力のアクセスがない無電化状態にあるが、Mumpuni氏が運営するIBEKAのコミュニティ小規模水力発電事業は、現在インドネシア40ヶ所以上の地域で、協同組合形式による発電事業を行っています。この事業は、地域コミュニティが主体となり平均出力250KW程度の電力設備に出資、また維持管理を行うことで、地域の電力供給を実現するほか、地域の電力会社への売電収益により地域の活性化を行うものです。このIBEKAによる小規模水力発電の事業は、東日本大震災を契機に、急速に見直しが進む日本のエネルギー政策と地域経済の課題に、大きな示唆を与えるものとなるでしょう。
【講演会実施詳細】
■ 関西開催
日時: 11月9日(水) 午前9:00-10:30
場所: 関西学院大学G号館西宮上ヶ原キャンパス301号室
http://www.kwansei.ac.jp/pr/pr_001086.html
参加費: 無料
言語:英日逐次通訳
■ 東京開催
日時: 11月12日(土) 午後2:00-5:00
場所: 東京大学本郷キャンパス 福武ホール
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access/
参加費: 2,000円 (学生 1000円)
言語:英日同時通訳
モデレーター:
中島大氏 (社)小水力開発支援協会代表理事
パネリスト:
兼瀬哲治氏 熊本県山都町町議会議員、熊本小水力利用推進協議会委員長
豊岡和美氏 吉野川みんなの会代表、徳島小水力利用推進協議会事務局長
コメンテーター:
渡邉奈々 一般社団法人アショカ・ジャパン
【Tri Mumpuni氏略歴と活動紹介】
Tri Mumpuni氏は1983年にインドネシア・ボゴール農業大学を卒業後、国連開発計画にて都市貧困層に対するコミュニティ・ベースの住宅プログラムに従事。
1992年に農村地域の電化事業の重要性を改めて認識し、IBEKAを設立。以降インドネシア政府との交渉を続け、2002年にはコミュニティ発電によって発生した余剰電力の買取の合意を取り付ける。2004年には全ての中電圧電力の買取が認められる。(IBEKAウェブサイトhttp://ibeka.netsains.com/)
【お申し込み】
関西、東京ともに、以下の申込ウェブサイトより、必要事項を記入の上お申し込みください。
http://eijipress.co.jp/ashokajapan/ss01/
【お問い合わせ】
本講演についてのお問い合わせはアショカ・ジャパン (担当:伊藤 kito@ashoka.org)までお問い合わせください。
以上
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