2011年4月30日土曜日
メラピ火山の被災者にバイオマス調理ストーブを届ける
2011年4月29日金曜日
See-D Innovation Challenge: 審査発表会5/22(日)開催決定!
See-dコンテストの審査発表会のお知らせです!
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【世界を変えるタネを育てよう】
★途上国が抱える課題をものづくりで解決するビジネスプランコンテスト ~See-D Innovation Challenge~ 審査発表会5/22(日)開催決定!!
*東北地方太平洋沖地震の影響を鑑み延期しておりました、「See-D Innovation Challenge」審査発表会の開催が決定しましたので、改めてお知らせいたします。 世界では、まだきれいな水にアクセスできていない人が10億人、電気が届かない人が14億人いることをご存知ですか?そのような地域では現場の生活様式・ニーズに合わせて作られた製品がないために「お金があっても買えない」状態にあることもしばしばです。 このような地域に向けて必要とされる製品を作り、持続可能な形で普及させられないかと日々奮闘している9つのグループがいます。 安全な水の運搬から小型発電装置の開発、地場産業の創出に至るまでの様々な分野において、日本発で、世界の人々の生活を一変させうるアイデアが生まれつつあります。
5月22日にこれらのチームによる活動の集大成として、See-D Innovation Challenge審査発表会を行います。 各チームが途上国の課題を解決するプロダクトとその普及プランを発表し、審査員・一般来場者・Web投票によって審査が行われます。 途上国の課題解決に向けて何かしたいと考えている方、ものづくり・起業に興味のある方、発明・イノベーションというキーワードが好きな方、国際開発やソーシャルビジネス・BOPビジネスに興味のある方、ぜひ審査発表会にいらっしゃいませんか?
審査発表会では、会場に来ていただいたみなさんにも「世界を変えるタネを育てる一員」となっていただくべく、発表者と参加者が一体となる仕掛けを用意しています。皆さんにも、製品開発のわくわくを共有し、何かヒントを持ち帰ってもらえるような場にいたします。
なお、本審査発表会で賞が与えられたチームにつきましては、ビジネスの事業化をサポートする「第3部 See-D Incubation」へと進んでいただくことになります。 世界を変えるタネ(SeeD)を一緒に育てませんか?
★イベント概要★
【日 時】 5月22日(日) 13:00~18:00(12:30開場、審査発表会後1時間程度の懇親会を予定)
【場 所】 政策研究大学院大学 想海樓ホール(東京都港区六本木7-22-1) http://www.grips.ac.jp/jp/about/access.html (千代田線乃木坂駅徒歩5分・大江戸線/日比谷線六本木駅 徒歩5~10分)
【参 加 費】 社会人: 2,000円、学生: 1,000円(飲料・軽食の懇親会費込、GRIPS学生は参加費無料[IDをご持参下さい])
【申 込 方 法】 申込フォーム( http://kokucheese.com/event/index/10608/ )
【主 催 団 体】 米国NPO コペルニク(http://www.thekopernik.jp/)
【共 催 団 体】 政策研究大学院大学 ※ See-D Contest の詳細は、http://see-d.jp/ を参照ください。
※審査発表会では、政策研究大学院大学政策研究科の黒川教授、既に途上国で先進的な取り組みを 進められている日本ポリグルの小田会長、石黒猛クリエイティブ・ラボの石黒猛様、ベンチャーキャピタルであるNGIグループの金子社長をはじめ、グローバル企業や国際機関の 第一線で活躍する方々がゲストとしていらっしゃいます。
プログラムの詳細は http://see-d.jp/final_presentation.html よりご覧ください。
See-D実行委員会 info[a]see-d.jp ([a]を@に変えてご連絡ください)
2011年4月25日月曜日
自分で作るテクノロジー(DIY)実践編ビデオ!
2011年4月19日火曜日
Powerfilmが被災地に届く
チーム ディナー
2011年4月18日月曜日
バイオ・ディーゼルの原料で調理用ストーブを使ってみる
2011年4月16日土曜日
途上国政府による介入で貧困層にメガネが普及するのか?
I am a co-founder of Kopernik (kopernik.info), the technology marketplace for the developing world. I enjoyed reading this insightful article, and wanted to share my thoughts on the role of the government to scale up eyeglass distribution in the developing world.
In my previous roles working for the UN, I worked with many governments in developing countries, and in most cases, they face major funding shortfalls and lack the necessary human resources and structure to manage and implement basic government services,. Typically the poorer the country is, the weaker its government is.
In such situations, betting on developing country governments to develop a policy to subsidize the cost of eyeglasses, allocate funds, set up the distribution mechanism is simply too much to ask for. There are chronic shortages of basic health facilities and health personnel in the first place. Life-threatening issues, such as HIV/Malaria/TB and vaccine programs are given priority, and even these areas do not get sufficient attention and funding. It would be difficult to imagine that a government in this situation would even consider allocating funds to distribute eyeglasses on a national scale. This doesn’t even happen in most developed countries.
Another thing to consider is that as many developing countries, especially the poorest ones, rely heavily on external aid, and often the big donors have a say in the government decisions. From my experience, such agencies would be hesitant to fund emerging solutions on a large scale, given their natural tendency to avoid risk.
Having said that, I have seen eyeglasses distributed by the government to victims of natural disaster, so it can happen, though it is rare. The point is that while government can play a role, it is unlikely to be a major player in the distribution of eyeglasses in developing countries, and thus unlikely to solve the scalability issue.
As you say, business is a critical player, but typically focused on more lucrative markets - not the poorest, more remote areas. The solution in reaching the last mile population therefore lies in the approach that is referred to in your article. Using philanthropic funding, non-profits can take risks and trial innovative approaches, and prove the positive impact on the people’s life. Non-profits need to be persistent, invent cost-effective distribution mechanism to the last mile using creative partnership with local NGO and microfinance institutions, demonstrate its impact with data, and continue to engage the government, aid community, and businesses, with patience. Non-profit in this scenario plays more active role in serving the unreached.
2011年4月15日金曜日
東ジャワ ミニ テクノロジーフェアの様子
2011年4月13日水曜日
ロンドンでの会議に招待される
2011年4月12日火曜日
Power(film) to the People
2011年4月10日日曜日
NHKでコペルニクが紹介されております
2011年4月9日土曜日
浄水技術テスト2
2011年4月8日金曜日
Japan Social Innovation Journalに寄稿
2011年4月7日木曜日
陸前高田市でソーラーランプ
[「わぁ、きれい!」「こんなに綺麗で、何だか嬉しくなるね」と、とても嬉しい声を沢山頂きました。]との現場からの声も届けていただきました。
2011年4月6日水曜日
浄水テスト
場所 | 水源 | テスト結果 | |
処理前 | 処理後 | ||
Mojodelik | artesian well | 20 Coli per 100mg ; PH 7; categorised as class A or “good” or “qualified” | <2 coli per 100mg; PH 7; categorised as “good” |
Bonorejo | artesian well | 2400+ Coli per 100mg; PH 7; categorised as class E or “very poor” or “unqualified” | <2 coli per 100mg; PH 7; categorised as “good” |
Brabowan | artesian well | 2400+ Coli per 100mg; PH 7; categorised as class E or “very poor” or “unqualified” | <2 coli per 100mg; PH 7; categorised as “good” |
Begadon | artesian well | 15 Coli per 100mg; PH 7; categorised as class A or “good” or “qualified” | <2 coli per 100mg; PH 7; categorised as “good” |
Katur | hand pump wells | 38 Coli per 100mg or above the limit | 0 Coli per 100mg or qualified |
Ringgintunggal | hand pump wells | 96 Coli per 100mg or above the limit | 0 Coli per 100mg or qualified |
Gayam | hand pump wells | 38 Coli per 100mg or above the limit | 0 Coli per 100mg or qualified |
2011年4月5日火曜日
被災地支援プロジェクト 第3・4弾 寄付が集まり開始してます!
2011年4月3日日曜日
緊急被災地支援プロジェクト第2弾の1000個のソーラーランプが被災地に届きました!
コペルニク・フェロー Takuro便り15 charcoalプロジェクトが与えるインパクト
長い間、ケニアでコペルニクフェローとして活躍したTakuroは6か月のケニア生活を終え、日本に帰ってきました。彼がケニアを離れる前に書いたTakuro便り15です。
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原口@ケニアです。
今回は、Charcoal projectで得た収入がどれほどのインパクトがあるのかをレポートいたします。
まずは、既存の女性の収入源がどのような形で入っているのかを整理してみましょう。
Ⅰ既存の収入源
ケニアの田舎ではたくさんの女性が自分で資金を稼いでいます。その形式は、自分でビジネスをしたり、畑仕事したりと多種多様です。妻は家事や子供の面倒を全て見なければいけないのに夫には他の妻がいたり、稼いだお金の一部しかサポートしなかったりと夫に頼っていては生活できないという背景があるのでしょう。
まずは、以下の図を見てください。ケニアの田舎では女性の資金状況はピラミッドのように考えることができます。ピラミッドの上部(Top of Pyramid)では、非常に限られた人が雇用されて高額のお金を得ています。ピラミッドの中部(Middle of Pyramid)では、雇用はされてはいないが、自分でビジネスをして収入を得ています。ピラミッドの下部(Bottom of Pyramid)では、自分でビジネスが出来ないため、短期的に雇用されて資金を稼いでいます。
実際は、上記のように明確に分けることはできない可能性がありますが、説明の都合上、上記の3つに分けました。
【Top of Pyramid】
この層は、雇用されて高額な給料を貰っている女性を指します。例えば、Primary school、High schoolの先生、Government officer、地元の大きな会社で働いている人。
| 給料(最低額) | 働くための条件 |
Primary schoolの先生 | 15,000Ksh/月 | High school後、専門学校を卒業する必要があり。 |
High schoolの先生 | 30,000Ksh/月 | High school後、大学の教育学部を卒業する必要あり。 |
Governmental officer | 15,000Ksh/月 | |
上記の給料は1年目での月給となっています。そのため、働く年数によって給料も上昇します。
また、どの職でも高校を卒業している事がマストとなっています。しかしながら、高校に入学できるかどうかはその家の家計状況に依存し、多くの貧しい家庭では高校に入学できない、または途中でドロップアウトしてしまいます。
【Middle of Pyramid】
さて、High schoolを卒業したが職を得られない、またはHigh school (Primary school)を途中でドロップした女性はどうするのでしょうか?という質問に対する答えの1つがこの層です。この層では、自分たちでビジネスをして資金を稼いでいます。
<ビジネスの種類>
女性のビジネスは主に、Farmer 、Retailer、Makerの3つに分かれます。
1. Farmer
上記のように、肥料やトラクターによる農耕等適切な方法で育てると、1seasonに13,000Ksh~23,000Kshほどの利益を、1年に2つのseasonがあるので、1年間に26,000Ksh~46,000Kshの利益を上げることができます。利益率も60%を超えています。ただし、これは理想的な方法であり、お金に余裕がない人は肥料を使用しないのがとても普通であるため生産量が落ちます。
2. Retailer
インタビューした中で一番多かったビジネスがリテールビジネスです。リテールビジネスとは、物をある場所で購入して、それを違った場所で売るというビジネスです。
K-lightのインタビューで一番多かったのがこのリテールビジネスです。リテールビジネスは、食べ物、日用品、衣服、薬といったように様々な物がTownから村へと流れてきます。
実際のインタビューで出会った人の情報をまとめてみます。
(この情報は場所、時期、資金状況によって変わりますので、一概に全て正しいわけではありません。1つの情報として捉えてください。)
ローカルマーケットでトマトを売っている。
キオスク
薬局
3. Maker
最後はメーカーです。メーカーとは何かの材料に付加価値を付けて新しい物を開発して売るというビジネスです。
ここでは3種類のメーカーを説明します。
家の中でこっそりお酒を造ります。
フライドポテト
仕立て屋
<ビジネスを始められる条件>
さて、上記のビジネスは、やろうと思いついて明日からできるものではありません。ビジネスを始めるには初期コストをクリアすることが必要です。
1. 親が畑を所有しているかどうか?
もし、Farmerとしてビジネスを始たい場合は畑を持っているかどうか決め手になります。つまり、親が畑を持っていない場合は新しく畑を購入するか、または借りる必要があります。しかしながら、畑を新しく購入するのは1エーカ60,000Kshもするため現実的ではありません。そこで、残る手段である畑を借りるということになります。この場合は2seasons(1年)、2,500Kshを支払って畑をレンタルすることになります。
2. 初期コストをクリアできるほどの資金を持っているかどうか?
もし、RetailerまたはMakerのビジネスを始めたい場合は、そのビジネスを始める際に発生する初期コストを支払うことができるかどうかとても重要となってきます。Retailerの場合はストックを購入するためのコスト、Makerの場合は、商品を作るための道具のコストです。
<初期コストを解決するための手段>
さて、これらのビジネスを始めるためには初期コストが掛ります。予め資金がある人は別としてどのように初期コストの壁を乗り越えているのでしょうか?2つの方法があります。
・Micro finance
1つはお馴染みのMicro financeです。Micro financeを行っているのはケニアの銀行です。そのため、Micro financeを利用するには担保が必要ということです。田舎の貧しい人は担保がないことがほとんどなので、以下のMerry-go-roundというSaving clubを利用します。
・Merry-go-round (Saving club)
Merry-go-roundは田舎で代表的な貯蓄システムです。ほとんどの人がのSaving clubに参加してお金を貯蓄しています。メンバー数は5人から20人ほどから成り立っています。まずは、お金を出し合う頻度とお金の額を決めます。この2つを決めたら、Merry-go-roundが始まります。
Merry-go-roundという名前の通り、毎回メンバー全員からお金を貰う人が変わっていきます。例えば、5人のメンバーが2週間に1回100Ksh出し合うと決めた場合は、最初の人が4人と自分から500Kshを貰います。2週間後は、次の人が4人と自分から500Kshを貰います。というように、お金を貰える人がMerry-go-roundのように回っていくからこの名前が付けられました。
【Bottom of Pyramid】
最後にピラミッドの最下層の人々です。多くの人は、他人の畑を耕すこと(Digging)によってお金を得ています。仕事時間は早朝7時から10時までの3時間だけです。得られる収入は3時間あたり70Kshほどです。日曜日を除いて1週間に6日働くとすると、1ヵ月で1,820Kshほどの収入を得ることが可能です。
しかしながら、Diggingは2つの困難があります。
1.不安定な収入源
Diggingは1年を通して毎日働けません。ケニアでは雨季が2回あり、それに合わせてトウモロコシ等の種まきが行われます。
Diggingが必要なのはまさに種まきをする前 (1, 2, 3, 6, 7, 8,9月) で、それ以外の期間では仕事を得るのがとても難しいというのが状況です。そのため、1年を通して資金を安定して稼ぐのがほぼ不可能となっています。満足にお金を稼げていないため、Basic needsを満たしていない事がしばしばあります。例えば、毎日夕食を食べれかったり、Keroseneランプを使用できなかったりと。
このような状況のため、自分でビジネスをするための資金を貯めることがとても困難となります。実際にインタビューでは、“なぜ自分でビジネスをしないのか?”という問いに対して、資金がないからという答えが返ってきました。
2.生涯変わらない収入
自分でビジネスをすれば努力次第で、収入を上げることも可能です。しかしながら、Diggingの場合はどんなに頑張っても収入は上がりません。
ちなみに、早朝Diggingをして夕方からローカルマーケットで自分のビジネスをするという人もいます。しかしここでは、Diggingしか収入源がない人にフォーカスしています。
ⅡCharcoal Projectが与える影響
さて、私がCharcoal projectのターゲットを定めているのが、ピラミッドの下層に位置する畑仕事で収入を得ている人々です。さて、炭を売り出すとどのような変化が起きるのでしょうか?
<収益モデル>
炭の作成は上記のカテゴリーでMakerのカテゴリーに当たります。まずは、D-Labで開発された炭と木炭を同じ重さで比較してみます。
1.コスト
1.1 初期コスト
D-Labの炭は、ドラム缶とコンプレッサーが必要なことから初期コストが約2, 100Ksh発生します。一方、木炭の作成には、木材を地中に埋めて燃やすことから初期コストが発生しないことが特徴です。
1.2 ランニングコスト
ランニングコストを見てみると、D-Labの炭はキャッサバが主要なコストであることが分かります。西ケニアではキャッサバが至る所で栽培されており、安価な値段で売られています。ドラム缶1つあたり1ゴロゴロのキャッサバ(30Ksh)が掛ります。一方、木炭の方は木材を使用しているためその分高価になります。森林の面積はケニア全土で1.7%という低さからケニアでは木材はそれなりの値段で売買されています。
・キャッサバ:30Ksh
・製粉機の使用量:7Ksh
1.3 交通費
木炭はほとんどのケースで自転車によって運ばれている事から、自転車がある限り交通費をゼロに抑えることができます。
2. 利益
-炭@D-Lab
ドラム缶1つで炭を作るとどれほどの収入を得られるかで考えてみます。西ケニアでは炭は、50~100Kgの袋やゴロゴロと呼ばれる小さな入れ物によって売られています。現在、ゴロゴロ一杯の木炭は30~40Kshで売られています。そのため、D-Labの炭は20Ksh~30Kshで売ることが可能です。さて、ドラム缶1つでどれほどの利益を得ることができるのでしょうか?これは、
ゴロゴロを一杯にする炭のブロックの個数からドラム缶1つの利益も分かります。1ゴロゴロを一杯にする炭の個数は約20 個ほどです。ドラム缶1つで100個前後のブロックを作ることができるので、ドラム缶1つは5ゴロゴロ分ということになります。ゴロゴロ1つは20Ksh~30Kshなので、ドラム缶1つでは100Ksh~150Kshの収入を得ることができます。一方コストは上記で述べたとおり、ドラム缶1つで30Kshのキャッサバと7Kshの製粉機の使用量が掛ります。よって、ドラム缶1つあたりの利益は、63Ksh~113Kshとなります。また、100Kg の袋を満たすにはドラム缶6つ分が必要となることから、利益は、378Ksh~668Kshとなります。
さて、100Kgの袋からどれほどの利益が生まれるかは分かりましたが、月にどれほどの利益を生むのでしょうか?仮にマテリアルが十分にあったと想定して、1週間にドラム缶6つ分の炭を作成したとします。すると、1ヵ月でドラム缶24個分の炭を作ることができます。ということで、1520Kshほどの利益を上げることができます。当然ながら、本人の努力次第でこれ以上の利益を上げることも可能です。
次に利益率を見てみると、他のビジネスと比較しても利益率が高いことが分かります。これは、炭を作成するに当たってキャッサバ以外材料をタダで得られるからこそ得られる数値です。
ちなみに、使用する材料によりドラム缶1つで生産されるブロックの数が変ります。トウモロコシの芯の場合は、ドラム缶1つあたり200個ほどの炭のブロックができるので、利益もほぼ倍となります。
-木炭
木炭は100Kgの袋が700Kshほどで売られています。木材は割高であるため、700Kshの内400Kshが木材のコストで300Ksh が利益と利益率も43%と炭@D-Labと比較しても低い値となっています。月あたりで換算すると、仮に1週間に1回100Kg の袋を作成したとすると、月に1,200Kshの利益を上げることができます。
木炭の製造
<炭ビジネスのインパクト>
さて、このCharcoal projectはピラミッドの底に位置している人達にどのようなインパクトを与えるのでしょうか?
・安定した収入源
Diggingは季節により働ける日と働けない日があります。そのため、安定して収入を得ることができません。このような状況で炭ビジネスをすることにより、安定して収入を稼げるようになります。Diggingと炭ビジネスの月あたりの利益を並べてみると以下のようになります。
| 利益/月 |
Digging | 1,820Ksh |
Charcoal | 1,520Ksh |
Diggingは早朝の3時間だけなので、午後から炭の作成に取り掛かることもできます。ということで、DiggingとCharcoal businessから最大3340Kshほどの利益を上げることができます。これは、上記で述べた仕立て屋にほぼ匹敵します。Diggingができない月でも炭を売ることによって1,520Kshほどの利益を上げることができます。
まとめると、Charcoal businessの1つの大きなインパクトは1年間安定して利益を得られる点です。
・収入を拡大できる可能性
Diggingは収入を上げることができませんが、炭ビジネスは長期的に収入を拡大できる可能性を秘めています。例えば、現在はドラム缶1つしかありませんが、長期的にはドラム缶を2つ購入することにより生産性を挙げることもできます。