2009年12月31日木曜日

2009年最後の日

今朝は早めに起きて、年収めのジム。ここ数日かなり寒い。今日はストレッチをしている間に雪が降り始め、ジムを出るころにはこんな感じに積っていた(←)。

その後、ポッドキャストを聞きながら、グランドセントラルまで地下鉄に乗る。最近聞いているポッドキャストはニューヨーク大学のレイノルズプログラムのスピーカーシリーズ。色々な社会起業家を呼んで講演をしてもらうというシリーズだが、やはり、自分で事業を成功させてきた人の話は最も重みがある。

年末最後の日の、ひっそりとしたオフィスに着く。殆どの同僚が休みを取っているので、私が一応責任者ということになっている。最終日とは言え、フルに働いているオフィスもあり、アイボリー・コーストのオフィスから電話が入った。今年一年かけて下準備してきた、国連の改革イニシアティブが最近始まり、それについての問い合わせ。明日はニューイアーということもあり、UNDP臨時総裁より午後は早退の許可が出る。

今は家に戻り、シャンパンを飲みながら晩御飯に備えている。今晩はロブスターパスタ。奮発していいピノ・ノワールも購入。

皆さま、良いお年を!

2009年12月30日水曜日

プレス・リリースの準備

昨日は仕事の後、ミッドタウンウェストのCasellulaという、ワイン・チーズバーに行った。色々なチーズをワインと合わせて出してくれるお気に入りの場所。カリフォルニアのシラズと、3種類のチーズを頼む(←)。

その後、アッパーウェストに住む、友人のCCの家にお邪魔した。CCはインドネシア時代の同僚で、今はオペラハウスで仕事をしているが、作家志望。来月のローンチに向けてのプレスリリースを書いてもらった。なかなか良く書けており、プレスリリースの後のフォローアップのアドバイスも色々もらった。

2009年12月29日火曜日

途上国向けの製品開発・製造・使用・評価をする Catapult Design

Capapult Designは、発展途上国向けの、安価でニーズを満たす製品やサービスを開発・製造・使用・評価する組織。

現在までに、安価な風力発電や、LEDライト太陽熱を使ったクリニックなどをつくり活動をしている。

今までにも数々の賞を受賞。注目の団体だ。

2009年12月28日月曜日

携帯電話で発展途上国の人たちに仕事をアウトソースするTxtEagle

発展途上国での携帯電話の普及は目覚しい。国連開発計画(UNDP)が毎年発表する、人間開発指標でもっとも最下位(182か国中180位)の一つの国であるシエラレオネでさえ、携帯電話がほとんどの場所で通じている。

TxtEagleはその、20億人とも言われる、発展途上国に住みながら、携帯電話も持ち、かつ読み書きが出来る人を対象にしたソーシャルビジネスだ。

この図を見てもらえば分かるように、簡単な文章の翻訳などを、単語の翻訳など小さい単位の仕事に分解して、携帯電話のテキスト機能を使って送信し、それに対して、(途上国にいる)参加者がサービスを提供するというもの。BBCでも取り上げられていた

非常に面白いビジネスモデルだ。

2009年12月27日日曜日

起業の先輩

海外での暮らしが結構長くなったが、いつも日本に帰る時に会っているのが、デルタスタジオを立ち上げたKW。自分で考え、問題を解決できる自分のポテンシャルを発揮できる子供を育成するために、を出したり、問題解決の授業を行ったり、精力的な活動をしている。今月は残念ながら予定が合わず、電話で話すだけに終わったが。

今でも覚えているのは、おそらく4年ほど前に、私がNYに出張をした時、当時はまだマッキンゼーNY事務所で働いていた彼と、St. Marksの安居酒屋で会い、焼き鳥を食べながら話をした時のこと。彼は、その時から子供向けの教育事業を考え始めており、本の話や、色々なキャリアを子供の内から経験させるプログラムのことを話していた。(微分積分の)デルタという言葉もその時から使っていた。そして、今では彼の構想していた事業は殆ど実現している。

起業の先輩として、いつも学ばせてもらっている。これからも応援してます。

2009年12月26日土曜日

休日

昨日は、日本からきている友人や、Kopernikのサポートをしてくれた人など10人ほどの友人をディナーに招待。ポーランドスタイルで、ボルシチとピエロギが中心の料理。少し飲みすぎた。

今日は朝ゆっくり起きて、近所の映画館まで、ジョージ・クルーニー主演の'Up In the Air'という映画を見に行った。(あまりお勧めではない)

その後はパイロット、日本での活動を含め今までの支出を分析。MintOutrightといった無料のソフトウェアを使って管理できる。Mintは、自分の銀行口座ともリンクしており、支出のパターンがリアルタイムに分かるという便利なモノ。しかし、すべての支出を、Kopernikの銀行口座に直結しているクレジットカードで払っていたわけではないので、Outrightと組み合わせて使っている。

さて、このMint、通勤時間にいつも聞いているPodcastでその創業の裏話を聞いたことがある。色々なベンチャーを試したが失敗を繰り返していたというCEOで、やっとこのMintで成功したという。

Mintの創業の裏話はここ(↓)で。

2009年12月24日木曜日

i-phoneよりも薄い75ドルコンピューター

「途上国の全ての子供にラップトップを」とスローガンを掲げるOLPCが新しいパソコン、XO3のデザインを発表した

2012年の商品化をめどにしている。初期モデルのXO1のリリースからもう2年以上が経つが、XO2は結局日の目を見ずに終わった。

75ドルで、i-Phoneよりも薄いらしい。

この業界は、技術革新のスピードが恐ろしく速いが、このモデル、機能で、2012年までにもっと安い製品が出てくるような気もする、、。

2009年12月23日水曜日

南スーダンでの活動

さて、今日は仕事の後、インドネシア時代の同僚とBar and Booksというウィスキーのバーに行った。

彼は筋金入りのヘビースモーカーで、禁煙となっている殆どのNYのバーでは満足できない。ということで、喫煙の出来る数少ない場所を選んだという運び。

彼の南スーダンでの近況を聞くとともに、我々のKopernik活動を話して入していると、「南スーダンでKopernikの活動を始めるのにいくら必要か」と質問され、大体このくらいという話をしていると、彼は「じゃあ150万円だすよ」と言う。まあ結構お酒も入っているので、適当に聞き流していたが、至って真剣。

というわけで、150万円の支援をもらえることになった。どこにいい支援者がいるか分からない。

南スーダンからの友人

今日は仕事の後、ミッドタウンのバーで、カナダ人の友人GCと会う。彼はインドネシア時代の同僚で、今はUNDP南スーダン事務所の副代表をしている。

UNDP南スーダン事務所は、インドネシア事務所の別の同僚が一時代表を務めていたこともあって、インドネシア組みがごっそりとヘッドハントされたという経緯がある。GCもその1人。

久しぶりに会うので楽しみだ。

2009年12月22日火曜日

ローンチに向けて

昨日から仕事に戻っているが、さすがにこの時期の国連は静かだ。休みを大切にする北欧系の人などは、この時期に1ヶ月以上の休みをとることも珍しくない。さらに来週は、私のいる部署のスタッフ7人中5人が休暇でいない。

というわけで、なるべく本業は早く切り上げ、来年初頭の本格ローンチに向けて準備を進めている。てこずっているウェブも、人を代えてから進展が早まり、ペイパルを使った支払い昨日も一部統合された。今週末までにアルファ版が完成し、バグを取るのに2週間ほどかけて、ベータ版ローンチが来年の2-3週目になる予定。

その頃にwww.thekopernik.org を覗いてみてください。

2009年12月20日日曜日

雪のニューヨーク

さっきやっとニューヨークに着いた。

飛行機の窓からも雪模様が見えており、どれほど寒いのかと懸念していたが、思ったほどではない。マイナス5度らしい。

家の周りも雪が深く積もっている。

家に着いてすぐ、シャワーを浴び、そのまま近くのスーパーまで、ジュースやミルク、パンなどの必要品を買いに行った。

たまっているメールを少し片づけてから休もう。

2009年12月19日土曜日

東京最終日x2

19日朝の10時半に、借りていたウィークリーマンションを出て、タクシーで品川駅まで向かった。タクシーの中で、久しぶりにメールをくれた、マッキンゼー時代の同僚RFと電話で話した。彼は、学生時代からバーの経営などをしていたという風変わりなキャリアをもつ。しばらくNPOの経営コンサルなどをしていたが、最近は東南アジアの国を色々回って、途上国向けのビジネスの展開を考えているという。インドネシアまたは、次回の帰国の際に会うことを合意。

品川駅では、成田エクスプレスを待つ間の時間にSRと会った。彼女は当初よりKopernikのサウンディングボード。現在ハーバード大学院に留学中で、MITD-Labの日本展開に奔走している。40分ほどしか時間が無く、もっと話したいこともあったが、face-to-faceで会うのは初めてだったので、非常に有意義だった。

成田エクスプレスで成田空港に到着し、チェックインカウンターに向かったが、ニューヨークの天候が悪いので明日の朝まで延期と言われる。ノースウェスト・デルタ航空の係員の対応の悪さに少しむっとしながらも、仕方なく空港近くのホテルを探しチェックイン。ホテルでは殆ど何もせず、ベッドで横になり疲れをいやした。

平和構築でのキャリアワークショップ パネル・ディスカッション

昨日、広島平和構築人材センター(HPC)の主催する、平和構築分野でのキャリアに対するパネルディスカッションに参加した。

Unicef、国連ボランティア、外務省、人事院からシニアな人々が参加するなか、私でいいのかと思いながら渋谷の国連大学に到着。

たまたまオブザーバーで来ていた、UNHCRの元職員で最近大学の先生になったMYさんとも久しぶりに再会。さらに、シエラレオネで、去年このHPCのプログラムで来てくれたNKさん、そしてシエラレオネのユニセフで働くESさんにも久しぶりに会えた。

第一部で国連で求められる人材のトレンドやなどを話会った後、第二部では平和構築の仕事をすることの理想と現実などについても実際の経験などを話した。

これから研修生の方々が実際の国連の現地事務所に派遣される。是非ともがんばって楽しい経験にしてほしい。

2009年12月16日水曜日

東大「人間の安全保障」講座でのセミナー

今日は、東京大学の佐藤教授の計らいで、「BoP技術と人間の安全保障」講義の一環でKopernikの活動を紹介させていただく機会をいただいた。佐藤教授は、ニューヨークに出張でいらしていた時に会う機会があり、Kopernikの話をすると、興味を持っていただき、今回のセミナーという運びになった。

実は東大に足を踏み入れるのは、今回が初めて。これが写真でよく観る時計台かと関心しながらキャンパスを見学。



午後4時から始まったセミナーでは、50人ほどの参加者の方々に来ていただいた。企業、大学関係者、社会起業家、学生の方々など、様々なバックグラウンドの参加者。計2時間のセッションも絶え間なく議論が続いた。





その後、ソーシャルベンチャーパートナーズのパートナー且つ、Institute of Strategic LeadershipでDirectorを務めるKI氏と渋谷で会食。これは、Kopernikをアイデア段階からサポートしてくれているFSさんの取り計らい(今日も東大までにも駆けつけてくれた)。色々と、日本、そして東アジアでのソーシャル・ベンチャーのトレンド、現状について教えていただいた。その他日本でのKopernik活動についてのヒントも色々いただき、非常に充実した時間を過ごした。

2009年12月15日火曜日

法政大学での講義など

今日は、法政大学にお呼ばれして、国際機構論の講義で本業の仕事の話をした。東ティモールからの国連での恩師で、元国連事務総長特別代表の長谷川教授の授業の一環。

グローバルレベルでの国連改革の現状と、今年の3月まで私の勤務していたシエラレオネでの現状の話をした。学部生対象だが、なかなかいい質問も出た。講義の後、長谷川先生の計らいで、試験前のセミナーで学生の前でKopernikの話もさせてもらった。何人かにはアイデアを理解してもらったようだ。

夜は、「世界を変えるデザイン」の監修者でもあるSTさんの集まりに参加。Kopernikのアイデアも話させてもらい、色々と意見交換をした。

2009年12月14日月曜日

25ドル 発展途上国向けの赤ちゃんの保育器

スタンフォード大学の卒業生が開発した、Embraceという製品。発展途上国での赤ちゃんの保育器を廉価に作った。25ドル。(SRさん、教えてくれてありがとう)

電気を使わず、温めた水の温度で保温をする仕組み。

BoP向けの製品はまだまだ出てくる。

JICAでKopernikを紹介

今日、12時から四谷のJICAの新しいオフィスで、BoPビジネスとKopernikについて話をさせていただく機会をいただいた。SSさんの計らいで、4-50人ほどJICAの職員の方たちが参加してくれた。

会場に行くと、ジュネーブで会った、10年来の友人EHも発見。しばらく会っていなかったが、もう結婚して、1歳になる赤ちゃんもいるとのこと。一緒にサルサを踊っていた時代が懐かしい。

プレゼンの後のディスカッションもかなり充実。その後、民間連携室とJOCV担当の方々とランチをする機会もいただいた。今後の協業の可能性についても話をした。

その後、夕方5時より日本ファンドレイジング協会のT氏と面会。日本の寄付のトレンドなどについて、色々なアドバイスをいただいた。

これらの出会いから何か生まれてくれることを願う。

2009年12月12日土曜日

昨日の集まり

昨日は、インドネシアで一緒に日本企業向けのGSB(Growing Sustainable Business)を立ち上げた仲間を中心に集まった。これはUNDPのプロジェクトで、CSRを超えて、コアビジネスで貧困削減に貢献しようというもの。

当時このプロジェクトのインターンとして始め、今はアクセンチュアで働くK子がアレンジをしてくれた。立ち上げのサポートをプロボノで助けてくれたマッキンゼーのOKさん、MKさん、さらに他の国でGSBに関わったNKさんも来てくれた。その他、以前NYで会ったアクセンチュアのKHさんとも再会。さらにその友人なども来てくれ、10人ほどになった。

その後、なぜか別の会合に合流し、そこでUNDPの同期のTN氏とも再会するなど、色々な人にあった一日だった。

2009年12月11日金曜日

東京大学でのセミナー 12月16日(水)16:00-18:00

東京大学の「人間の安全保障」プログラムと「平和構築とビジネス」研究会共催のイベントで「BoP向けの技術と人間の安全保障」というテーマで話をします。興味のある方は是非いらしてください。


日時 : 2009年12月16日(水) 16:00-18:00

場所: 東京大学駒場キャンパス18号館 (4階コラボレーション・ルーム1)

※近年、開発途上国(BoP)向けの技術や製品を提供する社会起業家(ソーシャル・アントレプレナー)が増加し、開発援助のアプローチに大きな影響を与えております。今回の講演では、そういったソーシャルベンチャーの実際の技術・製品、活動、課題を紹介し、Kopernikの活動概要とともに、日本の企業への意味合いをお話していただきます。

参加申込: 東京大学産学連携本部 寺澤氏 kyogikai@ducr.u-tokyo.ac.jp 宛てに、12月14日(月)までにお申し込みください。先着40名様とさせて頂きます。

共催:東京大学大学院総合文化研究科 「人間の安全保障」プログラム(HSP)、平和構築研究会

ブログの統合

今まで、シエラレオネ、ニューヨークでの本業関係とプライベートを綴った「平和構築の現場でかんがえた」、そして「続・平和構築の現場でかんがえた」というブログを書いてきたが、このKopernikのブログと統合することにした。というのも、来年の初頭から本業の休みをとることにしKopernikに専念するということと、本業当局からKopernikへ従事することにOKが出たから。

興味のある方は2つのブログものぞいてみてください。

2009年12月10日木曜日

エコプロダクツ2009


今日は以前会ったエコトワザの大塚さんに教えてもらった、エコプロダクツ2009に行ってきた。多くのエコ取り組みを進める企業は大学、NPOが参加していた。

期待していたKopernikで使えそうなBoPモノが見つからなかったが、太陽や風力発電を使った面白い製品や、NPOの様々な取り組みを学べて満足。

エコトワザ&DEVEX

先日新宿で、エコトワザの大塚さん、DEVEXの高橋さんに会った。環境省に勤める友人経由で紹介してもらった。エコトワザは、日本の伝統技術を生かしたエコロジー製品を主に先進国に広めるというお仕事をしている。DEVEXは開発の人材を育てる事業。

日本でのネットワーキングなどについてのアドバイスももらい満足。今後も何かしらの協業が出来ればいいと思っている。

2009年12月9日水曜日

Kopernik最初のグラント!

今日は午後6時より、社会起業家を支援するETICの主催するイノベーショングラントの最終選考会。9月に応募していたが、2回の審査をパスし、今回6団体の内の1つとして呼んでいただいていた。幸い日本への出張の時期と重なっていた。

各団体7分の内に事業モデルを説明する。我々以外の団体は、カンボジアの薬草を日本で販売する団体、日本の貧しい家庭の子供を支援する団体、産後の母親を支援する団体、芸術家の法律相談をする団体、そして古い化粧品をトルコに流通させる団体。

我々は最後にプレゼン。少し時間がオーバーしたが、なんとかスライド全部を押し込んだ。質疑応答が10分ほど。

その後交流会が1時間ほどあり、何人かかKopernikモデルや、事業の展開の可能性についてのコメントをいただいた。色々な人と話して、そろそろ帰ろうかと思っていたら、結果が後10分ほどで発表されるとのこと。その日の内に結果が出るとは知らず、少しびっくりしたが。

結論として、6団体の内の3団体が最終選考をパスし、ありがたいことにKopernikもその内に入れていただいた。審査員の一人で、IDEAの社長の方も、協業に対して非常に興味を持っていただいた。日本での展開はこれからが楽しみだ。

2009年12月7日月曜日

日本発BoPデザイン Peace-Keeping Design


今日、産業デザイナーで大阪大学教授のKK氏と会った。K氏は、人工心臓や、共和党副大統領候補だったサラ・ペイリン氏のメガネをデザインしている非常に著名な方。

最近、Peace-Keeping Designという、ワクチン接種器具や、緊急時に支援物資を投下するパラシュートなどの発展途上国で有用なデザインを推進するプロジェクトも立ち上げられた。BoPデザインの大学間での連携教育プロジェクトも行っているという。

我々の取り扱っている、自分で度数を調節できるメガネのデザインのも関わっているということを発見。さらにM工科大などとのパートナーシップを築いているKopernikとのシナジーは高い。

日本にもこのような取り組みがあることに非常に元気づけられた。


2009年12月5日土曜日

本業の同僚

今日、新大阪駅で、本業の同僚、Mさん(とその2歳の娘さん)と再会。彼女は、中国、ニューヨーク、ルワンダの事務所で働いていたが、個人的都合で2年ほど前より特別休暇を取っており、同時にT大学で博士号をとっている。旦那さんの仕事の関係で、今大阪の高槻に住んでおり、大阪と東京を行ったり来たりしているという。

彼女は、本職にそろそろ戻ろうとしているようで、現在の空席状況などについて話したが、思っていた以上に大変らしい。これから本業で休みをとる身としては、有用な話を聞いた。

一方、ルワンダでの経験に基づいた自身のビジネスアイデアなどを持っており、そちらの話も(の方が)面白い。詳しくは書かないが、マラリア予防と陶器づくりをくっつけた面白いもの。どっちにしろ、彼女の満足する方向にすすんでほしいもの。

2009年12月4日金曜日

かばんを担ぎながら発電 FLAP Bag project

メッセンジャーバッグで有名なTimbuk2とPop! Techなどの共同プロジェクトFLAP(Flexible Light and Power)は、かばんに柔らかい太陽発電パネルを付着させ、歩いているうちに、発電をするというもの。

注文は最低200個から。

しかし、このかばん、発電という観点からすると、コストパフォーマンスはかなり低そうだ。先進国でファッション的に持つというのが限界かもしれない。

2009年12月2日水曜日

てこずるウェブ

もう2週間程前にはウェブのベータ版がローンチ出来る予定だったが、ここしばらくウェブのデベロッパーから全く音沙汰がない。いくらメールをしても、携帯に電話をしてもだめ。彼は、これとこれをやると口約束ばかりするものの、全く実行が伴わない。ウェブには運が悪い。

弁護士にも相談し、今対抗措置をとっているところ。幸いにも、信頼できる、以前の同僚が引き継いでくれそうなので、作業半ばで彼女にバトンタッチしてもらう可能性が高くなってきた。

以前、あるeコマースベンチャーの社長が、ウェブの外注で失敗し、それ以来自前の技術者をそろえるようになったと言っていたことを思い出す。

2009年11月30日月曜日

小規模融資と経営コンサルを携帯電話で行う Mobile Movement

こんな取り組みを発見。P2PのマイクロファイナンスはKiva以来乱立しているが、このMobile Movementは、携帯電話での経営コンサルを組み合わすという面白い取り組み。

確かにマイクロファイナンスだけではビジネスも成り立ちにくく、結局マイクロファイナンス機関などがビジネススキル訓練を組み合わせるというコンビネーションが多い。これはその2つ目の要素も遠隔でやってしまおうというもの。

なかなか面白いプロジェクトなので、今後も進展を見ておこう。

2009年11月29日日曜日

日本での滞在

今本業の出張と休暇を兼ねて日本に来ている。

昨晩はKopernikのアイデア段階からも色々とアイデアをもらっている友人達と飯田橋の居酒屋で再会。(飯田橋で下車したことはなかったがなかなか趣のある街)。

ポジティブなエネルギーをもらい感謝。

2009年11月28日土曜日

ソーラーランプがカリマンタン県のコミュニティーに届く

先日、インドネシアのカリマンタン県のコミュニティーに、太陽発電ランプが届いた。これはパイロット活動の一環で、インドネシアの自然公園を支援するNGOを通じて行ったもの。

インドネシアのマナド県、東ティモールのオクシでも並行して、他のBoP技術を使ってパイロット活動が行われている。また追ってアップデートする。

2009年11月24日火曜日

チーム作り

Co-founderが今インドネシアに出張しているが、昨日2人のIT技術者と会った。といっても、昔の同僚で二人の働きぶりはよく知っている。コストと顧客への距離を考えて、来年の5月あたりから活動のベースをインドネシアに移そうと予定しており、この2人が真っ先に思いうかんだという次第。

二人とも、ジャカルタで本職はあるが、すぐにでもパートタイムでKopernikに参加してくれるという。一人は最終的にフルタイムでも参加してくれるかもしれない。ウェブのプラットフォームは多くの活動の根源となるのでITチームはしっかりと頼れる人が必要だ。

さらに、当初からKopernikについての話をしているSさんとも今日電話で話し、近況を報告しあった。彼女は今ボストンの大学院に在籍しているが、M工科大とのパートナーシップにもサポートをしてもらった人だ。彼女の最近の取り組みを聞きいていると、非常に関心事も近く、結局、インターン第一号として今年の夏にKopernikに加わってくれることになった。

チームが段々と出来てきた。

2009年11月22日日曜日

社会起業家のアイデアに翼を与えるUnreasonable Institute

今、様々なsocial entrepreneurの間で話題になっているのが、Unreasonable Instituteという新しい団体。

これは、要するに社会起業家にメンターとスタートアップ資金を提供するというもの。しかし、どんなアイデアでもいいという訳ではなく、1億人にインパクトを与え、1年間で収支がトントンとなり、かつ3年間で複数の国でのオペレーションを展開するというアイデアのみを支援するという。

↓のビデオでも分かる通り、ビッグな「理にかなわない(unreasonable)アイデア」に重点を置いている。こういった社会起業家を支える仕組みがもっと増えてくれるといい。

2009年11月21日土曜日

世界の子供一人一人にコンピューターを (OLPC)

MITのネグロポンテ教授が始めたOne Laptop per Childとは、100ドルコンピューターと呼ばれる、途上国の環境に適したコンピューターを使って、よりよい教育を提供するというプロジェクト。

Kopernikとの提携についてメールでやりとりしていたが、今日は、OLPCの集まりがミッドタウンであるので、来たらどうかと誘われて、行ってきたという次第。


御存じかもしれないが、OLPCはオペレーション上、なかなか苦戦を強いられている。

まずは、PCの価格低下。ネットブックなどの普及で価格の差別化が難しくなってきた。100ドルと言っているが、現在でも200ドル程の値段がする。また、そのため、OLPCの組織をスリム化する必要が生じ、少ないスタッフで切り盛りしている。

今日の集まりは、そういったこともあり、NYでのサポーターのベースを広げるというもの。公立学校の先生や、マーケティング会社の管理職の人、これからベトナムで新しいNGOを立ち上げるといった様々な人がいた。

私自身も、コンピュータを触らせてもらい、色々試してみた。子供向けのコンピューターというが、なかなかちゃんと動く。少し重さが気になったが、、、。来年に新バージョンが発売されるらしい。


ネパールでの活動準備と新たなパートナーシップの可能性

数か月前に出張でネパールに行ったが、その折に、現在日本のある援助機関で働く友人Mと再会。

滞在中には、彼女の旦那(アメリカ人のIT技術者)から色々とウェブ構築についてアドバイスをもらったが、今はネパールでの現地NGO選定を手伝ってくれている。ミソは、この日本の援助機関が派遣する多くのボランティアの人の助けを得るというところ。多くのボランティアはネパールの様々な場所で、地元のCBOやNGOの支援をしているので、こういった人たちの助けを得てKopernikのモデルを推進したいと考えている。このモデルが確立できれば、数多くの他の国でも横展開が出来る可能性がある。

ネパールはアジアでも最貧国のひとつで、特に山岳地帯の殆どで基本的な社会サービスが届いてはいない。ネパールでの活動も早く開始できればいい。


2009年11月20日金曜日

シエラレオネにNComputingを出荷

パイロット活動の一環で、今日NComputingをシエラレオネに出荷した。以前も紹介したがこれは、一台のコンピューターキャパシティーを最大限活用し、10台の端末を接続できる装置。10年にも及ぶ内戦を経たシエラレオネの戦後の復興を、若者のIT教育の視点から支援するシエラレオネのIEarnというITに特化したNGOに送った。

使用開始次第、実際に使っている様子を写真とビデオで送ってもらうことになっている。うまく使ってほしいが。


2009年11月18日水曜日

伝統的援助は悪か

近年台頭する、「反主流」の開発援助に従事する人たちは、往々にして政府開発援助に対する非常にネガティブな意見を持っている。「チャリティーは自立精神をだめにする」、「ビジネスが経済成長のエンジンだ」と声高に主張し、マーシャルプランに始まったいわゆる伝統的な援助を真っ向から否定する人も多い。

伝統的な援助機関でずっと働いている私にとっては、こういった意見は少し極端だと思っている。勿論、伝統的援助システムの非効率な点は非常によくわかっており、日々葛藤の毎日だが、個人的に関わった活動を含め、伝統的援助が発展途上国の開発に貢献してきた例も多く知っている。

個人的には、国連や世界銀行などの伝統的開発システムは、インフラや選挙、政府間交渉などの、その強みが最も行かせる分野に集中すべきで、社会起業家などを通じるalternativeな開発援助は、雇用創出などの経済的分野にボトムアップで取り組むというような、すみ分けが効果的だと考える。

地下鉄で通勤中に彼女のビデオを見ながら、そんなことを考えた。

2009年11月17日火曜日

忙しい時期

11月の後半は、仕事(本業)のしわ寄せが来る。12月に入ると殆どの人が休暇を取り始めるので、仕事を片付けるのは11月。よって、結果的に、皆が色々なイベント、ミーティングを11月に入れるので、必然的に忙しい月となる。特に後半はそうで、今週、来週はKopernikにあまり時間が割けそうにない。

しかし、Co-Founderが東南アジアまで出張に出てしまっているため、私の方で片づけなければいけない仕事も増加。なんとか乗り切らねば。

2009年11月14日土曜日

Net Impact 2日目

NET Impactの2日目。


スタンフォード大学でDesign for extreme affordabilityというコースがあるが、その名前をとったセッションがあった。スピーカーの一人はそのコースの卒業生でDrip Irrigationという少量の水をピンポイントで作物に与える技術をつかった、Drip Techという会社を興した。

その彼の起業の過程、直面した困難、資金集めなどの話を披露。最初は彼の裏庭でプロトタイプを作って始めたという。パイプに小さい穴を開けるところが技術的に難しいらしく(私のような素人には穴をあけるだけのような気がするのだが)、中国で買ったパイプを彼らの本拠地であるカリフォルニアまで輸送して、穴をあけて、また送り返しているという。最初の顧客は中国の地方政府だったらしい。


























もう一人のスピーカーは、MITのビジネスコンペティションの勝者でもある、Clickdiagnosticsから。この会社は携帯電話を使って、遠隔診断をするというもの。ペンシルバニア大学の医学部が提携している。例えばケニアの農村にある診療所で判断できないケースをヘルスワーカーが、携帯電話をつかって写真を写し、10ほどの質問事項への答えとともに、それをあるアドレスまで送る。それがペン大まで転送され、それに対して、診断の結果をヘルスワーカーまで送り返す。ペン大学としてのインセンティブは、今まで研究費用を使って探していた稀な病気が発見できるということらしい。

サービスの価格設定とソフトウェアの構築で苦労したというが、非常に楽しそうに話していた。このClickdiagnosticsのモデルは個人的にもかなり気に入った。アフリカでの携帯普及率は非常に高く、端末の機能が充実するの応じて、こういったサービスはもっと幅が出てくるはずだ。

片道4-5時間のバスの移動は疲れたが、なかなか実りのある旅であった。

2009年11月13日金曜日

NET IMPACT Conference 一日目

昨日、4時間半ほどかけてIthacaまでバスで到着。Net Impact Conferenceに参加するために来ている。




キーノートスピーカーはGEのCEO。その後、20ほどの別々のグループに分かれる。私は最初に水ビジネスのグループに参加。2つ目はアメリカのソーシャルビジネスのパネルディスカッション。どちらもまあまあ。




今日最後に参加したのが、Siemensが株主のOsramというドイツの会社の取り組み。ケニアで太陽発電のランプをからめた、バッテリー充電事業、携帯充電事業、そして水の配給事業を行うキオスクを設立した。

















3千万円以上、1年以上かけて市場調査をし、2008年に開始。途上国をマーケットとして、利益を求めるビジネス。ケニアの漁師の消費パターンや、村の伝統的意思決定プロセスなどよく調査している。この事業の発案者の人(↑)とも話すことが出来た。Kopernikモデルにも少し興味をしめしていた。








2009年11月11日水曜日

Nerd Nite

今ブルックリンのDUMBOで行われたNerd Niteから帰ってきた。以前も紹介したが、これは、TEDのNew York版ともいわれているイベントなのでかなり期待をして行った。



最初のスピーカーは、これも以前紹介したglobalgivingcircleのSさん。Kopernikの活動にも非常に支援的な方で、数日前から打ち合わせをして、我々の取り扱っている商品も持参し、Kopernikとともに今日舞台で宣伝してくれた。


実際にK Lightを紹介しているところ(↓)。



全体の感想としては、少し残念。プレゼンテーションの質にばらつきがあり、期待ほどではなかった。しかし、面白いNYの一角を見たということで満足しておこう。

2009年11月10日火曜日

スリランカからの提案書

今日、スリランカのNGO, Sarvadoyaから提案書が届いた。スリランカを拠点にしているボードメンバーの一人の繋がり。この団体は、今主にスリランカ北部での支援を中心に行っている。提案書の質は悪くない。

今月末のベータ版ウェブサイトのローンチ前に、なるべく多くの提案書を集めておきたい。

2009年11月8日日曜日

携帯電話テキストメッセージを使ったレポーティング

Kopernikのプロジェクト単位での進捗状況報告書のフォーマットを作ったが、その過程で面白い取り組みを発見。

水に特化したオンライン・ギビング事業を行うAkvoは、こんな感じ(←)で短いレポートを受け付けている模様。そもそも、規模の小さいプロジェクトに対して、必要以上の報告書を書かせないというところから始まったようだ。

今後は携帯電話から直接ウェブにレポートを送れるようにするらしい。最近は途上国でもカメラ付きの電話がかなり普及しているので、写真付きのレポートも受け取れるようになるという。Twitterのような報告書という感じか。携帯からつながれば、インターネットアクセスの無い地域からでもレポートが送れるという意味で、発展途上国では非常に正しい方向性だろう。

我々のレポートを受け取る方法もこういったものを考えるべきだろう。

Dragon's Den

BBCのDragon's Denという番組がある。イギリスで財をなした5人の起業家の前でビジネスプランを発表し、投資してもらうというもの。名前は忘れたが、確か日本でやっていた番組のコピーではないかと思う。

この番組はよく観るのだが、我々のパートナー企業の一社でRossを作っているRed Button Designの二人が出演していたことが判明。番組では皆からの投資を取り付けるという大成功ぶりだったが、実は裏話があって、結局彼らからの投資は実現しなかったという。

2009年11月7日土曜日

パンフレット完成

来週のNet Impact会議に向けてパンフレットを作成した。パワーポイントで手作りしたものだが、まずまずの出来栄え。近所の印刷屋で100部刷ってもらった。名刺も作り準備万全。

2009年11月6日金曜日

歩く振動や声で発電する「音力発電」

音力発電という会社は、人が歩く振動や声の振動を使って発電をする研究開発を行っている。高速道路などの車が走る振動での発電も試しているという。確かに音や振動は、人間が生きている中で常に発生しているもの。

技術的なことは分からないが、これらの振動で出来るエネルギーは太陽熱などと比べてもかなり小さいと思われる。実用化、そしてコスト効率が理にかなうまではかなりの技術革新が必要なのだろう。

↓の写真は音力発電のウェブサイトより。





















2009年11月5日木曜日

NET IMPACT Conference

来週の13-14日にIthacaで開催されるNET IMPACTの会議に出席することにした。コーネル大学のジョンソンビジネススクールが会場となる。

BoPビジネスの担い手や、大手企業のCSR担当者などが参加するので、ネットワーク形成にも役に立つともくろんでいる。

その次の週にはオランダのデルフト大学でBoPビジネスが実際にどのようなポジティブインパクトをもたらしているのか、それをどのように計測できるのかなどを話し合うImpact of the Base of the Pyramid Ventures 会議がある。これも参加してみたいが、平日にわざわざオランダまで行くのは難しい、、。


支出

昨日、Kopernikの支出を見ていたが、結構な勢いで出ている。ウェブ、NPO登録のための弁護士費用、コンフェレンス参加費用、旅行費用、などなど。まあ初期投資分がほとんどではあるが、思ったよりもお金がかかっている。今週末はもう一度収支プロジェクションをやり直してみよう。

2009年11月3日火曜日

太陽熱で水をきれいにするSolvatten

今日はスウェーデンに拠点を置く、SolvattenのCEOとスカイプで話した。この会社は太陽熱を使って水を温め、最近を殺し水をきれいにする容器を作っている。10年前に発案したらしい。

Kopernikのモデルを説明すると、非常に関心を示してくれ、パートナーとして参加してもらうことに決定。

色々なテクノロジーを見ていて思うのは、同じ水を浄化するというだけでも、色々なアプローチがあり、製品のデザインも変わってくるということ。これは太陽熱を使った非常にシンプルなもでる。RossLifestrawなどは、緻密なフィルターを使って浄化する。

いずれにしても多くのアプローチが試され、使う地域にもっとも適
したものが選ばれるといい。

2009年11月2日月曜日

冬時間

昨日からNYは冬時間に切り替わった。少し長く寝れるようになった感じでうれしいが、しばらく前にセットアップしたイギリスとの今朝のSkypeミーティング(7時半)が6時半になったということ。起きる前に気づき、遅れなくて済んだが、ちょっと早いミーティングだ。

2009年11月1日日曜日

ウェブの裏側

Kopernikのウェブサイトの表側はほぼ出来上がったので、先週から裏側の作業が始まった。マーチャントアカウント、CRMソフト、ドネーションソフトなどバックエンドのソフトウェアの比較をし、どれがKopernikに最適なのか決定していく。その際に、他の近い事業を行っている組織が何を使っているのかも参照。

11月の後半までにベータ版が出来る予定。乞うご期待。

2009年10月31日土曜日

スリランカのボードメンバーとのスカイプ会議

今朝は、Kopernikのボードメンバーの一人で、スリランカを拠点に活動するGJとスカイプで会議をした。サプライ・チェーンと途上国のNGOの貢献に関する議論。色々と、開発援助に対する哲学的な話やこの場合はKopernikとしどうするべきかなどの仮想の議論になるが、結局今行っているパイロット活動と今後の動きを見ながらオペレーションを調整していかなければということで合意。

2009年10月30日金曜日

本業のお休み

Kopernikの活動に専念するため、来年の初頭あたりから本業から休みをもらうことにした。大分前から決めてはいたが、円満な移行をするために、内部での調整に時間をつかっていた。それが全て済んだので、休みに入るための正式な手続きをはじめる。

同僚からの意見は色々で面白い。「何でそんな無茶なことをするんだ」という人もいれば「おお、すばらしいい。行け行けGoGo」という人もいる。

大きな決断だが、非常にわくわくする。

2009年10月29日木曜日

水を運搬しながら浄化するROSS

Rossというこの製品、スコットランド人のAさんがデザインしたもの。水を簡単に運ぶだけでなく、運んでいる間に水をきれいにするというスグレモノ。このデザインは数々の賞をもらっている。

しかし問題は資金。サンプルは作っても、次のステージに持っていくための資金が集まらないらしい。

色々なオプションを話し、Kopernikとの協業が決定!Stay Tuned!

2009年10月28日水曜日

Kopernik ブログ 英語版

アドバイザリーボードの1人で、マイクロソフト社で働くNがKopernikブログの英語版を立ち上げてくれた。途上国で役立つ技術のレビューなどを中心に行う。一応このブログのリンクも張っておいた。

彼は立ち上げ当初からKopernikモデルに非常に支援をしてくれ、感謝している。

Twitterアップデート以外、まだコンテンツがないがStay Tuned!

2009年10月27日火曜日

Breakfast meeting

Cooper Hewitt MuseumのCSの紹介してくれたSと朝食を食べながらのミーティングをした。たまたまブルックリン在住ということで、家まで招待してくれた。私の家からも歩いていける距離。インドによく行くらしく、家のなかはインド製の家具でいっぱい。

Sさんは、もともとメディア、テレビ業界で働いていたが、1年ほど前まらGlobal Giving Circleという取り組みを始めた。色々なファンドレイジングイベントを中心に活動している。さらにTEDのNY版とも言われるNerd Niteというイベントにも参加している。11月11日のイベントで話をするらしく招待してもらった。Kopernikの話も少しさせてもらえるかもしれない。調べてみればNHKでも取り上げられたようだ。


2009年10月26日月曜日

BoPマーケットを創る

今日、ウォールストリートジャーナルで、コーネル大学の研究員の書いた面白い記事が出ていた。

ベース・オブ・ピラミッド(BoP)は既存のマーケットではなく、創造し開拓されるべきマーケットだという論調。P&Gの水浄化剤PURが失敗に終わったのは、貧困層の行動様式を変えられなかったからで、本当にマーケットを創るには、住民を製品開発の過程から巻き込むべきだと主張している。

まさにこの方向性はKopernikの今後の製品開発への関わり方とマッチする。

2009年10月25日日曜日

Design Touch Exhibition 夢を叶えるデザイン展

東京でこんなデザイン展をやっていたと、友人のK子がメールをくれた。イノベーション関係で多くのMBA教材にも表れるIDEOの新しい製品Aquaductも展示されていたらしい。これは自転車に乗りながら水を浄化するというもので、運搬と浄化の2点を同時に解決できる自転車。

日本でもこのようなBoP向けのデザインへの認知が広まっているということなのだろう。

2009年10月24日土曜日

日本への出張

本業の関係で12月の初頭から3週間ほど日本に帰ることになっている。本業の仕事は最初の1週間だけなので、残りの時間で、大学での講義、友人との飲み、その他Kopernik関係のネットワーキングなどの準備をしている。連携に興味がある方は是非連絡ください。

2009年10月23日金曜日

物流のコストについて その2

以前物流のチャレンジについて書いたが、それに関連して先日ハプニングがあった。QDrumがインドネシアに発送され、到着したのはいいが、輸入税などで訳25万円かかるとメールが来た。

25万円!! 

しばらくパニックに陥ったが、色々調べてみると間違いだと分かった。実際には2万円ほど。パイロットは色々勉強になっている。

2009年10月22日木曜日

K-Light 太陽発電ランプ

今日のお昼時間、K-Lightという太陽発電のライトを作っているW博士とランチをした。彼は医者として働いていたが、引退後ルワンダの難民キャンプに息子と働き、それがきっかけで開発問題に興味を持ったという。2年間かけて太陽発電のランプを開発し、ルワンダでの普及に努めている。彼はミシガン州に拠点を構えているため、以前は電話で話していたのだが、ルワンダ関係の会合に出席するためにNYに来ているので、実際に会って話したいということで今回のランチにつながった。

グランドセントラル駅で待ち合わせし、地下のOyster Barというレストランで会合。直接Kopernikのモデルを説明し、開発援助のシステムについての議論をした。結局、Kopernikに是非参加したいとのこと。

K-lightのサンプルももらい満足(↑)。携帯電話の充電もできるらしい。

2009年10月20日火曜日

オンライン・マーケットプレースに関するアドバイス

昨日、カリフォルニアにいる、大学の後輩DWと電話で話した。

彼は日本のオン・ラインマーケットプレースの最大手の一つで働き、現在はその海外事業を担当する会社のCEOとして活躍している。Linked Inの招待を少し前にもらったことがきっかけで連絡をとった。Kopernikモデルの根幹オペレーションがE-commerceなため、実際にこの業界で働いている人にアドバイスをもらおうというもの。

30分くらいの会話だったが非常に役にたった。

2009年10月19日月曜日

世界を変えるデザイン

以前に書いた、Cooper-Hewitt National Design MuseumのDesign for the other 90%の展示パンフレットが世界を変えるデザインとして日本語で出版された。

これ実はKopernikとして訳を出したかったのだが、少し遅かった、、。

ともあれ、この本の出版によって、日本におけるデザイン革命に拍車がかかればよい。