2011年6月20日月曜日

中小企業総合展 in KANSAI 2011

(By コペルニクサポーター 池崎翔子)

2011年5月25日から3日間、関西中小企業総合展(大阪の南港)に出展しました。前回の2010年11月10日から3日間開催された東京ビッグサイトでの中小企業総合展出展から2度目になる今回は、なんと、開催者である中小企業基盤整備機構の方から出展依頼を頂き、昨年同様「海外展開スクエア」にブースを構えました。

今回の「中小企業総合展2011 in Kansai 」の3日間の総合来場者数は63500名。前年比16%アップの来場者数であったという事です。特にメーカーの会場では所狭しとブースが立ち並び、熱気溢れる会場でした。

コペルニクブースの方では3日間でおよそ60名以上の人にテクノロジーを手に取ってみて頂いたり、コペルニクやSee-Dコンテストの説明を伝える事ができました。(ブース前で立ち止まって話をした訪問者の数に限る)

コペルニクブースのテーブルに陳列したテクノロジーは以下の通り。

D-Light, ライフストロー、ソーラーイアー、(自分で調整できる)眼鏡、コーンシェラー、ソルバッテン の6点。

今回のブース出展にあたり、コペルニクサポーターの学生が8名集まり(総勢9名)、3日間一日3名から4名でブースに並びました。前回の東京での展示会からの学びを活かし、展示会前に準備しておいた、テクノロジーを紹介する「ポップ」を分担して作成。ブース前を歩く人たちに情報がヒト目でわかるようにカラフルで図や写真もいれて工夫しました。学生の柔軟な発想を活かした、お手製のツールです。一番わかりやすく人気があったテクノロジーは、(自分で調整できる)眼鏡でした。「何これ!?」という好奇心を抑える事ができないブース訪問者に、実際にかけて調整し体感してもらうことを促すと皆さん大喜び。掴みは上々です。調整ネジを調整し、一通り眼鏡の「シンプルな凄さ」を体感して頂くと、眼鏡の説明に入ります。20ドル(途上国の団体向け価格―送料別)という比較的安価な眼鏡で、医者不足の村でも眼鏡を活用できるという途上国での体験をお伝えすると、「へー!!」と、更なる好奇心が次の製品に移るようです。

眼鏡の他に興味をもって頂きやすかったのが、ソーラーランタン、やライフストロー、その関連でソルバッテンです。

ソーラーランタンやソーラーイアーは今回の東北大地震でコペルニクが被災地へ届けたテクノロジーである事をお伝えし、途上国向けのテクノロジーというだけではなく、被災地にも私たちの生活にも非常に役にたつ魅力的なシンプルなテクノロジーである事を訴求。訪問者は皆、「フムフム」と興味津々。ライフストローやソルバッテンのような浄水テクノロジーにも興味をもつ訪問者もいらっしゃいました。

中には、テクノロジーとそのデザイン性に感銘を受けて下さったデザイナーさんもおられ、テクノロジーの仕組みを伝えると、持ち運びを考えた機能性とライフチェンジングなテクノロジーに共感を示されました。もちろんその方に、See-Dコンテストの事もお伝えすると、展示会が終わった後日、「(サポーターの)熱意に感動し、迷いもぬぐい去れました」と嬉しいお言葉も頂きました。

今回の展示会では、コペルニクって何? という今まで聞いた事のなかった、たまたまこの展示会に居合わせた中小企業関連者の方々に活動を伝えるという告知活動と、日本の先端テクノロジー保持者の技術と経験と知恵をコペルニクのニーズとマッチングさせる事例を作りたいという目的をもって携わりました。この展示会をきっかけにいろんな背景と興味をもった学生8名を巻き込み、ともにコペルニクって何?の入り口レベルから、テクノロジーを説明するレベルになるまで楽しみながら勉強してきました。皆大学院生ですが、学生にも伝える事ができた今、この輪は広がりつつありそうです。

出会いに感謝しながら、興味を持ち好奇心そそるテクノロジーを周りに伝え、そこから新しいテクノロジーの普及に繋がらせたいという熱い想いを訪問者と共有できた関西での展示会でした。今後、この関西の展示会で出会った技術で将来に繋がる可能性を秘めたテクノロジーは2点ほど。何らかの形でビジネス化に繋げていきたいと考えています。


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