2010年12月23日木曜日

See-D第2部キックオフの報告

(See-d実行委員会より、See-D第2部のキックオフの様子を報告です)

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師走も迫った先週土曜日の午後、東京赤坂で、See-D第2部のキックオフが行われた。
(キックオフの案内はこちら: http://www.see-d.jp/oubo.html )

See-D(シード)コンテストは、コペルニクで取り扱っているテクノロジーを更に越える、より途上国の生活向上に役立つ製品を日本発で生み出すことを目指して始まったプロジェクトである。

7月から10月まで行われた第1部イノベーションワークショップでは、50名の参加者とともに、計5回のワークショップやテストパイロット地である東ティモールへのフィールド調査を行ってきた。その結果、計7つのユニークな製品アイディアが考案された(発表会の様子はこちら: http://www.see-d.jp/1023.html

それに続く第2部イノベーションチャレンジでは、第1部で考案されたアイディアに加えて、より広く途上国の生活向上・社会問題解決につながる製品アイディアを募り、その普及プランのデザインをサポートする。具体的には、「ビジネスプランコンテスト」の形をとり、まずチームごとに、「製品アイディアと普及プラン案」を書いてもらい、応募をしてもらう。続いて、1月末に書類審査を行って、10チーム程度に絞る。各チームには、途上国でのビジネスやプロジェクト組成に詳しい専門家をメンターとしてつけ、各チームの普及プランのデザインの精緻化のサポートを行っていく。最後に、3月26日に最終審査会を行って、優秀チームを数チーム選び、それらのチームについては、第3部のインキュベーションで、実行・事業化の部分のサポートにつなげていく予定だ。

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応募する際のチームメンバーを見つけるためのネットワーキングも兼ねた18日のイベントには80人余りの参加者が会場にあふれんばかりに集った。



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「今日の意気込みを聞かせてください。」と聞いてみると、「途上国に本当に必要とされるものを考えてみたい。」「すでにケニアでプロジェクトを行っている。」「暖めているアイディアがある。」といった熱い声が相次ぎ、その熱気に実行委員が驚いたほどだった。

挨拶、第2部の説明に続き、日本ポリグルの小田兼利会長、NGIグループの金子陽三社長、また第1部の参加者である、長谷川さん、鈴木さん、徳久さん、岡崎さんを招いた座談会が行われた。

小田会長は、日本ポリグルが、途上国からの「売ってほしい」という要請に応えるままに、世界40カ国以上に展開していった経緯を話した上で、「今すぐ現場に行ってみてください。ニーズがそこらじゅうにころがっています。」と会場へエールを送った。金子社長は、自身が起業をし、またNGIグループ(ベンチャーキャピタル)で投資をされた経験を踏まえて、「ネットビジネスとSee-Dの審査基準(社会的インパクト、自立発展性、イノベーション)は全く同じ」と指摘され、「ユーザーの目線で、いかに彼らに使う動機付けを与えられるかが重要」とコメントされた。

第1部の参加者からは、主に東ティモールの現場から見えてきたニーズからいかに製品アイディアが考案されていったか、という経緯が紹介され、会場が聞き入っていた。

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最後の会場へのメッセージとして、小田会長は自身が他の予定を断ってSee-Dのキックオフに参加されたことを明かし、「私はこれに賭けてるんです。日本の未来は若者の皆さんにかかっています。」と激励された。金子社長は、「(もし良い案件がでれば)1000万でも5000万でも出資します。」とコメントされ、会場が沸いた。最後に、第1部参加者からの「一緒にがんばっていきましょう。」という言葉で座談会は締めくくられた。

では、具体的にどんなアイディアをコアに、どんな仲間とSee-Dに応募していくか。続くネットワーキングのセッションでは、アイディアを持つ参加者と、チームを探す参加者とのマッチングに重点が置かれた。中には会場で多くのチームメンバーが集まったアイディアも。

閉会を過ぎた後も多くの参加者が残って交流を深めた。

このSee-D(シード)コンテスト、どういった層の応募者が多いのか、といった質問を良く受ける。実は、第1部・第2部を通じて、応募者の大半は社会人だ。高いポテンシャルを持つ学生の方々にも、もっと応募してほしい、との願いを込めて、ソニー株式会社様のご協力により、学生賞が新設された。

最後に、賞を提供くださったソニー株式会社戸村様の言葉をご紹介したい。

大きな会社と同じことをやっていたのでは、われわれはかなわない。しかし、技術の隙間はいくらでもある。われわれは大会社ではできないことをやり、技術の力で祖国復興に貢献しよう。」
(ソニー創業者・井深大)

See-D Innovation Challenge、ぜひ一人でも多くの皆さんの応募をお待ちしています。
(詳しくはこちら: http://www.see-d.jp/seediw.html )

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